ビルバオ -Bilbo-
フランク・ゲーリー設計の現代美術館「グッゲンハイム・ビルバオ」をはじめ、様々な近代建築が立ち並ぶ一方で、中世の面影を残す旧市街「カスコ・ビエホ」など、歴史ある街並みも楽しめます。
バスク料理の「ピンチョス」や「チャコリ」と呼ばれる白ワイン、伝統的なスポーツ「エライ・ペロタ」などが有名です。
- スペイン北部のバスク自治州 ビスカヤ県の県都
- 気候:海洋性気候に属し、年間を通して温暖で湿度の高い気候
- 治安:一般的に治安が良い街とされている
ビルバオの特徴
- 美しい街並みと豊かな文化を持つ人気の観光地
- アスレティック・ビルバオのホームスタジアム。世界初の吊り屋根スタジアム
- グッゲンハイム・ビルバオ美術館には、20世紀・21世紀の現代アート作品が数多く収蔵されている
- 毎年10月に開催される光の祭典『ビルバオ・ライト・フェスティバル』では、街の様々な場所がライトアップされます。
- 毎年9月に開催される映画祭『ビルバオ国際映画祭』。世界各国から作品が集まる
ビルバオの歴史
9世紀頃に小さな漁村として誕生し、その後、鉄鉱石の採掘や造船業の発展により重要な港町へと成長しました。
中世には、カスティーリャ王国の支配下に置かれ、城塞都市として発展しました。15世紀には、ビスカヤ地方の行政・経済の中心地となりました。
19世紀には、産業革命の影響を受け、急速な工業化を遂げました。鉄鋼業や造船業が盛んになり、スペイン国内でも有数の工業都市となりました。
しかし、20世紀後半になると、産業構造の変化により、鉄鋼業や造船業が衰退しました。ビルバオは深刻な経済危機に陥り、街は荒廃しました。
1990年代に入り、ビルバオは都市再生プロジェクトを開始しました。その中心となったのが、フランク・ゲーリー設計の現代美術館「グッゲンハイム・ビルバオ」の建設です
グッゲンハイム・ビルバオの開館は、ビルバオに大きな転機をもたらしました。街は観光客でにぎわい、新たな産業が発展し始めました。
ビルバオの名産品
- イディアサバルチーズ(羊乳)
- チャコリ(白ワイン)
- ビスカヤのビスケット
- ゲタリアのアンチョビ
- タルト・デ・サンティアゴ
- エスパドリユ
- バスクベレー
- ビスタ・アレッグレの陶磁器
- アスレティック・ビルバオグッズ
ビルバオの年中行事
3月
アスビス・フェスティバル(Aste Nagusia): 街中が花で彩られる春の祭り。
4月
国際映画祭(Festival Internacional de Cine de Bilbao):国際映画祭り。
7月
ビルバオBBKライブ(Bilbao BBK Live): 国際的な音楽フェスティバル。
8月
セマナ・グランデ(Semana Grande): ビルバオ最大の祭り。
10月
国際ジャズフェスティバル(Festival Internacional de Jazz de Bilbao): 国際ジャズフェスティバル。世界中からジャズミュージシャンが集まり、演奏会やワークショップなどが行われる。
11月
ガストロノミーウィーク(Semana de la Gastronomía): バスク料理を楽しむことができるイベント。レストランで特別メニューを提供したり、料理教室が開かれたり。
12月
クリスマス(Navidad):街中がイルミネーションで飾られ、クリスマスマーケットが開かれる。
サン・シルベストル(San Silvestre):年越しを祝うイベント。カウントダウンや花火など。
その他
毎月第一日曜: 美術館が無料で入場できる日。
毎週水曜日: 市場で地元の食材を購入することができる。
ビルバオの観光ベストシーズン
4月〜10月です。この時期は、天候が穏やかで、日照時間も長く、街歩きや観光に最適です。