サンティアゴ・デ・コンポステーラの「侘び寂び」は苔にあり
苔は成長が非常にゆっくりで、一度生え始めると何十年、何百年という長い年月をかけて広がっていく。そのため、岩や石灯籠、古木、そして建物などに苔が生しているのを見ると、その場所が長い時間を経てきたことを直感的に理解できる。
サンティアゴ・デ・コンポステーラがあるガリシア州は、大西洋沿岸の気候の影響で年間を通して降水量が多く、湿度が高いため、苔の生育に非常に適した環境。このため、街の至る所で苔を見かけることができる。
それぞれの苔が、建物の材質や日当たりの状況、湿り気など、特定の環境に合わせて独自の群落を形成し、サンティアゴ・デ・コンポステーラ独特の「侘び寂び」の風景を作り出していると言えるだろう。

本日のカフェ

エスプレッソとチュロスとオムレツ。
チュロスとオムレツはおまけ。

それとブラウニー。


カウンターに直に置かれる生ハムのかたまり。
本日の寄り道


バルの看板。

ドアノッカー。



石造りの公共水飲み場。公共水飲み場は巡礼者が自由に水分補給できるよう、水飲み場が数多く点在している。こちらは今も使われているかは不明。

カフェのベンチ。
本日の買い物

青唐辛子、イカ、豚肉。イカは日本より柔らかい。豚は薄切りで3ミリほどで皮付き。