スペインのカタルーニャ州に位置するバルセロナは、アントニ・ガウディによる建築群や中世の街並みが残る旧市街など多種多様な観光資源を有する。地中海に面した立地から食文化も発展しており、年間を通じて多くの観光客が訪れる。
Contents
- 1 サグラダ・ファミリア(Basílica de la Sagrada Família)
- 2 グエル公園(Parque Güell)
- 3 カサ・バトリョ(Casa Batlló)
- 4 カサ・ミラ(Casa Milà)
- 5 ランブラス通り(La Rambla)
- 6 ピカソ美術館(Museu Picasso de Barcelona)
- 7 カタルーニャ音楽堂(Palau de la Música Catalana)
- 8 ボケリア市場/サン・ジョセップ市場(Mercat de la Boqueria/Mercat de Sant Josep)
- 9 カタルーニャ広場(Plaça de Catalunya)
- 10 カンプ・ノウ(Spotify Camp Nou)
- 11 サン・パウ病院(Recinte Modernista de Sant Pau)
- 12 バルセロネータ海岸/プラヤ・デ・ラ・バルセロネタ(Platja de la Barceloneta)
- 13 ゴシック地区(Barri Gòtic)
- 14 モンジュイックの丘(Montjuïc)
- 15 カタルーニャ美術館(Museu Nacional d’Art de Catalunya)
- 16 魔法の噴水/マジカ噴水(Font Màgica de Montjuïc)
- 17 リセウ大劇場(Gran Teatre del Liceu)
- 18 ミロ美術館(Fundació Joan Miró)
- 19 サンタ・マリア・デル・マル教会(Basílica de Santa Maria del Mar)
- 20 モンジュイック城(Castell de Montjuïc)
- 21 コロンブスの記念碑(Mirador de Colom)
- 22 スペイン村(Poble Espanyol)
- 23 トーレ・アグバール(Torre Glòries)
- 24 バルセロナ港のロープウェイ(Telefèric del Port)
- 25 バルセロナ海洋博物館(Museu Marítim de Barcelona)
- 26 バルセロナ現代美術館(Museu d’Art Contemporani de Barcelona)
- 27 カサ・ビセンス(Casa Vicens)
- 28 グラシア通り(Passeig de Gràcia)
- 29 ティビダボ遊園地(Parc d’Atraccions Tibidabo)
- 30 バルセロナ歴史博物館(Museu d’Història de Barcelona)
- 31 アネラ・オリンピカ(Anella Olímpica/Olympic Ring)
- 32 マレマグナム(Centre comercial Maremagnum)
- 33 バルセロナ水族館(L’Aquàrium de Barcelona)
- 34 グエル邸(Palau Güell)
- 35 シウタデリャ公園(Parc de la Ciutadella)
アントニ・ガウディが生涯を捧げた未完の巨大聖堂
サグラダ・ファミリア(Basílica de la Sagrada Família)
1882年に着工し現在も建設が続くカタルーニャ・モダニズムを象徴する教会。キリストの誕生や受難を表した彫刻が施されたファサードや、樹木のような柱が並ぶ内部空間が特徴。2005年にユネスコの世界遺産に登録された。完成に向けた工事が進んでおり、時期によって見学可能なエリアが変動する。

自然と建築が調和するガウディ設計の都市公園
グエル公園(Parque Güell)
実業家エウセビ・グエルとガウディの計画により分譲住宅地として開発された場所。波打つベンチやトカゲの噴水には、砕いたタイルを用いたトレカディス技法が多用されている。高台に位置するためバルセロナの市街地と地中海を一望できる。有料エリアと無料エリアに分かれており、主要な建築物は有料エリアに含まれる。

骨や仮面を連想させる独特の外観を持つ邸宅
カサ・バトリョ(Casa Batlló)
繊維業者ジョセップ・バトリョの依頼によりガウディが既存の建物を改築した作品。波のような壁面や色鮮やかなモザイク、骨のような形をした柱が外観の特徴。内部は光の採り入れ方や換気に配慮した設計がなされており、自然界の造形を模した装飾が随所に見られる。2005年に世界遺産に登録された。

直線を排除した曲線の美しさが際立つ集合住宅
カサ・ミラ(Casa Milà)
実業家ペレ・ミラとその妻のためにガウディが設計した建物。石を積み上げたような外観から「ラ・ペドレラ」の別称を持つ。屋上には独特な形状の煙突や換気口が並び、彫刻作品のような景観を構成している。現在も一部の区画には居住者がおり、見学ルートでは当時の生活を再現した部屋や展示室を公開している。

バルセロナの中心部を貫く活気あふれる並木道
ランブラス通り(La Rambla)
カタルーニャ広場から港のコロンブス記念碑まで続く約1.2キロメートルの歩行者天国。通り沿いには花屋、新聞スタンド、カフェ、劇場などが立ち並び、昼夜を問わず多くの観光客や市民で賑わう。路面にはジョアン・ミロによるモザイク画が描かれた場所もある。バルセロナ観光において最も人流の多い目抜き通り。

巨匠パブロ・ピカソの青年期までの作品を収蔵
ピカソ美術館(Museu Picasso de Barcelona)
バルセロナで少年時代を過ごしたパブロ・ピカソの初期作品を中心に展示する美術館。中世の貴族の館を改修した5つの建物で構成される。代表作「ラス・メニーナス」の連作など、作風が変化していく過程を時系列で辿ることができる。寄贈された作品を含め4000点以上のコレクションを保有している。
ステンドグラスが輝くモダニズム建築のコンサートホール
カタルーニャ音楽堂(Palau de la Música Catalana)
リュイス・ドメネク・イ・ムンタネーの設計により1908年に完成した。外装、内装ともにレンガやタイル、彫刻で装飾されており、特に大ホールの天井にある滴状のステンドグラスが著名。現在もクラシックやフラメンコなどの公演が行われている。1997年に世界遺産に登録され、ガイドツアーで見学が可能。

バルセロナ市民の台所として賑わうサン・ジョセップ市場
ボケリア市場/サン・ジョセップ市場(Mercat de la Boqueria/Mercat de Sant Josep)
ランブラス通りに面したバルセロナを代表する公設市場。生鮮食品、肉、魚、果物、菓子などが並び、多くの市民や観光客が利用する。場内にはカウンター形式のバルが点在しており、新鮮な食材を使用した料理をその場で摂取できる。13世紀から続く歴史を持ち、鉄骨造りの現在の建物は1914年に完成した。

バルセロナの中心に位置する主要な交通と観光の拠点
カタルーニャ広場(Plaça de Catalunya)
旧市街と新市街の境界に位置する巨大な広場。ランブラス通りやグラシア通りの起点であり、地下鉄、列車、空港バスの主要停留所が集まる。広場周辺には百貨店や銀行が立ち並び、常に人流が絶えない。噴水や彫刻が配置されており、観光客の待ち合わせ場所としても広く利用される。

FCバルセロナの本拠地である欧州最大級のスタジアム
カンプ・ノウ(Spotify Camp Nou)
スペインのプロサッカーリーグ、ラ・リーガに所属するFCバルセロナのホームスタジアム。収容人数は約10万人を誇る。併設されている博物館では、歴代のトロフィーやユニフォーム、選手のスパイクなどが展示されている。スタジアムの改修工事に伴い、見学ルートや博物館の場所が一時的に変更される場合がある。

色鮮やかなタイルが彩る世界最大級のモダニズム建築群
サン・パウ病院(Recinte Modernista de Sant Pau)
建築家リュイス・ドメネク・イ・ムンタネーが設計した病院施設。患者の精神的癒やしを考慮し、広大な敷地に多くの庭園と装飾を施した建物が配置されている。2009年まで実際の病院として使用されていたが、現在は文化施設として公開されている。カタルーニャ音楽堂とともに世界遺産に登録されている。

地中海の潮風を感じられるバルセロナ最大のビーチ
バルセロネータ海岸/プラヤ・デ・ラ・バルセロネタ(Platja de la Barceloneta)
旧漁師街のバルセロネータ地区に隣接する公共ビーチ。夏場は海水浴客で混雑し、年間を通じて散歩やジョギングを楽しむ人々が訪れる。海岸沿いにはプロムナードが整備されており、新鮮な魚介類を提供するレストランやバルが多数並ぶ。地下鉄の駅から徒歩圏内にあり、中心部からのアクセスが容易。

中世の面影を色濃く残すバルセロナ最古の街区
ゴシック地区(Barri Gòtic)
13世紀から15世紀にかけて建設された建物が集まる歴史的なエリア。狭く入り組んだ路地が特徴で、大聖堂や王の広場などの重要文化財が点在する。ローマ時代の城壁の跡も残っており、都市形成の歴史を直接目にすることができる。車両の通行が制限されている区間が多く、徒歩での散策に適している。

バルセロナを一望できる標高173メートルの丘
モンジュイックの丘(Montjuïc)
市街地の南西に位置する広大な丘。1929年の万国博覧会や1992年のオリンピックのメイン会場となった。敷地内には美術館、庭園、城跡、スポーツ施設が点在しており、多目的で利用されている。麓のスペイン広場から山頂までロープウェイやフニクラが運行しており、市内各所からのアクセスが可能。

カタルーニャの美術史を古代から現代まで辿る殿堂
カタルーニャ美術館(Museu Nacional d’Art de Catalunya)
モンジュイックの丘に立つ旧国立宮殿を利用した美術館。通称MNAC。世界最大級といわれるロマネスク様式の壁画コレクションをはじめ、ゴシック、バロック、モダニズム作品まで幅広く収蔵している。宮殿前の大階段からは、スペイン広場まで続く直線的な景観を見渡すことができる。

音楽と光が融合する大規模な噴水ショー
魔法の噴水/マジカ噴水(Font Màgica de Montjuïc)
カタルーニャ美術館の前に位置する巨大な噴水施設。1929年の万国博覧会のために建設された。夜間には音楽に合わせて水が色鮮やかにライトアップされ、ダイナミックに変化するショーが無料で行われる。季節やイベントにより開催時間が異なるため、訪問前に公式情報の確認が推奨される。

市内最古の劇場の歴史を継承する壮麗なオペラハウス
リセウ大劇場(Gran Teatre del Liceu)
1847年に開場したヨーロッパ屈指の規模を持つ歌劇場。ランブラス通りに面しており、火災による焼失と再建を繰り返してきた歴史を持つ。内部は豪華な装飾が施された馬蹄形のホールとなっており、世界的な歌手によるオペラやバレエの公演が行われる。公演がない時間帯には内部の見学が可能。

ジョアン・ミロの作品を網羅した現代美術館
ミロ美術館(Fundació Joan Miró)
バルセロナ出身の芸術家ジョアン・ミロ本人が設立した美術館。モンジュイックの丘にあり、建築家ジョゼップ・リュイス・セルトが設計した。絵画、彫刻、タペストリーなどミロの幅広いコレクションを展示している。白を基調とした建物と屋外テラスに設置された彫刻が、周囲の自然環境と調和している。

14世紀に建てられたカタルーニャ・ゴシック様式の傑作
サンタ・マリア・デル・マル教会(Basílica de Santa Maria del Mar)
リベラ地区に位置し、当時の船乗りや近隣住民の寄付によりわずか54年で完成した教会。内部は高い天井と細い柱が特徴で、装飾を抑えた質実剛健な空間が広がる。優れた音響効果を持つことから、コンサート会場としても利用される。1930年代のスペイン内戦で被害を受けたが、その後修復された。
要塞としての歴史を持つ丘頂上の軍事施設
モンジュイック城(Castell de Montjuïc)
モンジュイックの丘の頂上に位置する17世紀の要塞。かつてはバルセロナを監視し防御するための軍事拠点として機能し、刑務所として使用された歴史も持つ。現在は軍事博物館として公開されており、周囲のテラスからはバルセロナ港や地中海のパノラマビューを楽しむことができる。

コロンブスによる新大陸発見を記念した円柱
コロンブスの記念碑(Mirador de Colom)
ランブラス通りの南端、港の入り口に立つ高さ約60メートルの記念碑。1888年の万国博覧会に合わせて建設された。塔の頂上には新大陸の方向を指差すクリストファー・コロンブスの像が設置されている。内部にはエレベーターがあり、狭い展望台からランブラス通りや地中海の景色を眺めることができる。

スペイン各地の建築様式を一堂に集めた野外博物館
スペイン村(Poble Espanyol)
スペイン各地方の代表的な建物や街並みを実寸大で再現した施設。1929年の万国博覧会の際に建設され、そのまま保存されている。村内には伝統工芸の工房やレストラン、ショップが並び、スペイン全土の文化を短時間で体験できる。夜間にはフラメンコショーやコンサートなどのイベントも開催される。

地上高144メートルを誇る弾丸型のオフィスビル
トーレ・アグバール(Torre Glòries)
フランス人建築家ジャン・ヌーヴェルによって設計されたバルセロナのランドマーク。表面がガラスとアルミ板で覆われており、夜間にはLEDによる複雑なイルミネーションが施される。内部には展望フロアが設けられており、周辺の再開発地区やサグラダ・ファミリアを望める。かつてはアグバ・タワーと呼ばれていた。

港とモンジュイックの丘を結ぶ空中散歩
バルセロナ港のロープウェイ(Telefèric del Port)
バルセロネータ地区のサン・セバスティア塔からモンジュイックの丘までを結ぶ索道。1931年に運行を開始した。赤と白のゴンドラからバルセロナの港、旧市街、地中海の景色を真上から見下ろすことができる。海風の影響を受けやすいため、天候により運行が停止する場合がある。

かつての造船所を利用した世界最大級の海事博物館
バルセロナ海洋博物館(Museu Marítim de Barcelona)
13世紀に建てられた王立造船所の建物を利用した博物館。バルセロナの港に近く、巨大なガレー船の実物大レプリカが展示の中心となっている。中世から現代に至るまでの船舶模型や航海図、計器などが並び、地中海貿易で栄えた都市の歴史を伝えている。ゴシック建築としての天井の高さも特徴の一つ。

リチャード・マイヤー設計の白い外観が特徴の美術館
バルセロナ現代美術館(Museu d’Art Contemporani de Barcelona)
通称MACBA。1995年に開館し、20世紀後半以降の現代アートを中心に展示している。建物は建築家リチャード・マイヤーによるもので、自然光を取り込む広々とした空間が特徴。周辺の広場はスケートボーダーが集まる場所としても知られる。地元の若手アーティストから国際的な作家まで幅広い企画展を開催している。

ガウディが初めて手掛けた初期の重要建築作品
カサ・ビセンス(Casa Vicens)
タイル業者マヌエル・ビセンスの依頼により設計された邸宅。1883年から1885年にかけて建設された。イスラム建築の影響を受けたムデハル様式が特徴で、色鮮やかなタイル装飾やレンガ造りの外観が目を引く。2005年に世界遺産に登録され、2017年から一般公開が開始された。

バルセロナ観光のメインストリートである高級商店街
グラシア通り(Passeig de Gràcia)
カタルーニャ広場から北へ伸びる、バルセロナで最も格式高い通り。カサ・バトリョやカサ・ミラなどのモダニズム建築が立ち並ぶ一方、世界の高級ブランド店やレストランが集結している。街灯やベンチの装飾も美しく、ショッピングと建築鑑賞を同時に楽しめるエリアとして人気が高い。
市街を一望できるバルセロナ最高峰の遊園地
ティビダボ遊園地(Parc d’Atraccions Tibidabo)
標高512メートルのティビダボ山の頂上に位置する歴史ある遊園地。100年以上の歴史を持つアトラクションが現役で稼働している。隣接するサグラド・コール教会とともにバルセロナのシンボルとなっており、展望台からは地中海まで続くパノラマビューを楽しめる。市内からはフニクラやバスでアクセス可能。

王の広場に隣接するバルセロナの歴史をたどる博物館
バルセロナ歴史博物館(Museu d’Història de Barcelona)
通称MUHBA。ゴシック地区の中心に位置し、地下に残るローマ時代の遺跡を直接見学できる。かつての住居、ワイン醸造所、洗濯場などの跡が良好な状態で保存されており、古代都市バルシノの生活を体感できる。地上階では中世の王宮の一部も公開されており、都市の変遷を一望できる。

1992年オリンピックの舞台となった総合スポーツ施設
アネラ・オリンピカ(Anella Olímpica/Olympic Ring)
モンジュイックの丘にあるオリンピック公園。エスタディ・オリンピック(メインスタジアム)やサン・ジョルディ・パレスなどの主要施設が集まっている。建築家サンティアゴ・カラトラバによる真っ白な通信塔もこのエリアの象徴。広い敷地内は整備されており、近代建築を鑑賞しながら散策するのに適している。
海の上に浮かぶショッピングモールと映画館の複合施設
マレマグナム(Centre comercial Maremagnum)
バルセロナ港のベル港に位置する商業施設。木製の遊歩道「ランブラ・デ・マール」を渡ってアクセスする。日曜・祝日も営業している数少ない店舗が含まれており、買い物や食事が楽しめる。海に面したテラス席を持つレストランが多く、港の風景を眺めながらの休息に適している。
ヨーロッパ最大級の規模を誇る地中海の海洋生物展示
バルセロナ水族館(L’Aquàrium de Barcelona)
ベル港にある大型水族館。地中海の生態系を中心とした展示が特徴で、全長80メートルの水中トンネルを通りながらサメやエイを観察できる。全部で35の水槽があり、約450種、1万点以上の生物が飼育されている。子供向けの学習コーナーも充実しており、家族連れの訪問客が多いスポット。

ガウディが設計した壮麗な門構えを持つ邸宅
グエル邸(Palau Güell)
ランブラス通りの近くに位置する、ガウディ初期の傑作とされる邸宅。グエル公園の依頼主でもある実業家グエルのために建てられた。建物の入り口にある精巧な鉄細工の門や、屋上の色鮮やかな煙突が特徴。内部は吹き抜けの中央ホールを中心とした重厚な造りになっており、世界遺産にも登録されている。

バルセロナ市民が憩う緑豊かな広大な都市公園
シウタデリャ公園(Parc de la Ciutadella)
1888年の万国博覧会の会場跡地に整備された公園。敷地内にはカタルーニャ州議会議事堂、バルセロナ動物園、地質学博物館などが点在する。ガウディも設計に関わったとされる壮大な噴水「大滝」が人気の撮影スポット。ボートに乗れる池もあり、週末は多くの家族連れや市民で賑わう。


















