19世紀の都市計画に基づき整備された新市街は、広々とした並木道と近代的な建築が並ぶ洗練されたエリアだ。中心部を貫くグラン・ビア通りには国際的なブランド店や銀行が軒を連ね、商業と経済の中枢を担う。グッゲンハイム美術館に代表される革新的な造形美と、重厚な伝統建築が調和する景観が特徴である。機能的な都市デザインと高い利便性を備え、現代的なビルバオのダイナミズムを体感できる中心地と言える。

世界的に有名な騎馬闘牛士(レホネアドール)のパブロ・エルモソ・デ・メンドーサのポスターと、近代的なイベルドローラ・タワーが描かれたフラッグ。



クラシックな蒸気機関車風のデザインをした観光用のトラム。

大手デパート「エル・コルテ・イングレス」の案内。スペイン語とバスク語が併記されている点に、この土地の強いアイデンティティを感じる。

サルベ橋(Puente de la Salve)の高架下。

「COAVN」は、バスク・ナバラ公式建築家協会の略称。「BIZKAIA(ビスカヤ)」はビルバオがある県名。このロゴ自体が三角形や円などの幾何学的な「図面」を連想させるデザインになっており、建築家協会らしい看板。


地下鉄モユア駅の入口。


ビルバオのスタバ。ラインナップが日本とは全く違う。

彫像のようなクラシックなドアノッカー。




背景にある網状のパターンとの重なりが、ビルバオらしい工芸的な美しさを感じさせる。

ビルバオの象徴「ビルバオ・フラワー(Baldosa de Bilbao)」のタイル。


バスク州政府保健局(Sede de Sanidad del Gobierno Vasco)。二重ガラス構造の超現代的なオフィスビル。

チャバリ宮殿。1888年から1894年にかけて実業家ビクトル・チャバリ(Víctor Chávarri)の邸宅として建てられ、現在は政府機関(ビスカヤ県政府代表部)として使用されている。ビルバオでは唯一のフランドル・ルネサンス(ネオ・フランドル)様式の影響を受けた建築として知られている。

屋根の塔や窓枠の装飾に華やかな生活が反映されている。

エッジの効いたバルの外観。

スペイン語で「人生には3つのことが必要:勇敢であること、公正であること、そして幸せであること」と書かれている。


日本食レストラン「NIKKŌ」。

リカルド・ドミンゲスの彫刻。道路の分岐点に置かれた、クシャクシャにした紙のような質感のブロンズ像。街のいたるところにこうしたパブリックアートが自然に溶け込んでいる。

観光地とは少し違う、地元の人々が暮らすエリアの風景。ビルバオは山に囲まれた街なので、このように高低差を活かした遊歩道や、そこから見下ろすアパート群の景色が非常に多い。

中央はサン・ホセ教会(Iglesia de San José Montana)。白い外観と鋭い尖塔が印象的なネオ・ゴシック様式の教会。周囲の近代的なオフィスビルや、ビルバオの労働組合「UGT」の看板との対比が、歴史と現代が共存するこの街を象徴している。

スビアルテ・ショッピングセンター(Centro Comercial Zubiarte)。著名な建築家ロバート・A・M・スターンによって設計されたショッピングモール。ネルビオン川の近くに位置し、伝統的な石造りの質感とガラスを組み合わせた巨大な柱が特徴的。

バスク保健局本部の建物(Osakidetza)。非常に複雑で美しい多面体のガラス張りのビル。周囲の景色を反射し、光の当たり方で表情を変えるこの建物は、ビルバオでも屈指の現代建築として知られている。


19世紀末から20世紀初頭の建物。

遊び心のある歩道デザイン。

タコのような形の遊具。


スペインで有名なパンメーカー「BIMBO(ビンボ)」の配送車。スーパーや商店では必ず見かける国民的なブランド。

アートギャラリー兼スタジオの入り口。


ドラゴンの風見鶏。



ラッピング電車。

日本人建築家、磯崎新氏が設計したツインタワー「イソザキ・アテア」。ガラス張りの近代的な上部と、重厚な石造りの下部が組み合わさったデザインは、新生ビルバオのランドマークの一つ。

芝生軌道を走る「Euskotren(エウスコトレン)」のスタイリッシュなトラム。白と緑のカラーリングが特徴で、ビルバオの環境に配慮したクリーンな交通システムを象徴している。

バス停の標識。

キオスク的なお店の雑誌コーナー。

ビルバオのピンチョスはバルサミコ酢がかかっているものが多い。味のために必要なのか、それとも見た目のためだろうか。

橋の上へ上がるためのエレベーターボタン。赤く囲っているボタンは、うっかり押したくなるほど目立っている非常ベル。



歩行者優先道路の風景。並んでいる球体のオブジェは、車が進入しないようにするためのボラード(車止め)。シンプルながらも街の景観に溶け込むデザインになっている。

地下鉄の改札。どの地下鉄も同じデザインで統一されている。



高架下の幾何学アート。

リサイクルボックス 「SOLO VIDRIO(ガラス専用)」。

ビルバオの伝統的なレンガ造りと、現代的な幾何学デザインが融合した非常に特徴的なビルバオを代表する近代建築の一つ。スペインを代表する建築家サエンス・デ・オイサによって1970年代に設計された。この建物の最大の特徴である「ジグザグの窓(出窓)」は、北スペイン特有の曇り空から少しでも多くの太陽光を取り込むために計算し尽くされたもの。




ピンチョスが丁寧に並べられている。独創的なメニューばかりで、印象に残るお店だった。

ビルバオ市庁舎(Ayuntamiento de Bilbao)。1892年に完成した、ネオ・バロック様式の豪華な建物の一部で、正面玄関の上部にある彫刻や、ビルバオの紋章などが精密に彫られている内部の「アラブの間」も非常に有名。

古い建物の門扉や壁面にあしらわれた、人物の横顔をモチーフにしたレリーフ。

真空式ゴミ収集システムの投入口。ゴミをここに入れると地下のパイプを通って収集センターまで運ばれる仕組み。

新鮮なマッシュルームにソースがかかったピンチョス。半生ミニバーガー。

あまりにも雰囲気が良かったので再訪しようとしたが見つける事ができなかった。幻のバル。

1918年に建てられた歴史的な小学校。バスク地方の伝統的な建築スタイルである「ネオ・バスク様式」の傑作として知られている。白い壁に赤い木枠や装飾が施され、まるでお城のような優雅な外観が特徴。

カラフルなセラミックパネルを使用した現代的なマンション。こうした幾何学的なデザインの建物が街のあちこちにある。

書店のショーウィンドウ。

住宅街にある地元民しか来ないバル。

オリーブ、アンチョビ、そして唐辛子の酢漬けが串に刺さっているピンチョス「ギルダ (Gilda)」は、バスク地方で最も伝統的で有名なピンチョスの一つ。


「EUSKO JAURLARITZA / GOBIERNO VASCO」と書かれた、バスク自治州政府の紋章とロゴ。

バスク保健省本部(の別館)。

バスクチーズケーキは、チェーン店のようなカフェでもどこで食べても美味しい。





エスパルタ(Porrusaldaポッルサルダとも呼ばれるネギの一種、ポロネギ)を、ハムやカニカマ、エビなどの具材と共にマヨネーズベースのソースで和えた定番のピンチョス。


街全体を360度見渡せる絶景スポット「アルチャンダ山展望台(Artxanda viewpoint)」
ビルバオの街を象徴するアルチャンダ山展望台は1915年のケーブルカー開通と共に歴史を刻んできた。かつて山頂にはカジノや豪華なホテルが建ち並び、地元富裕層が社交を楽しむ華やかなリゾート地であった。しかしスペイン内戦が始まるとこの地は激戦地へと一変する。現在山頂に立つ巨大な指紋の彫刻「La Huella」は、自由を守るために戦った人々への敬意と平和への願いを込めて設置された。
観光客の多くは景色を眺めてすぐに下山するが、ここにはバスク地方の伝統的な薪火焼きで巨大な赤身肉を焼く店が集まっており、週末には家族連れで賑わう。

ビルバオの街と山頂を結ぶアルチャンダ・フニクラ乗り場。

1915年に運行を開始したこのケーブルカーは、100年以上の歴史を持つ。山麓駅から山頂駅までの標高差226.49メートルをわずか3分で一気に駆け上がる。

ケーブルカーは、新市街エリアの高級マンションを見下ろしながら登り続けていく。

頂上にある案内図。


ケーブカー乗り場とは逆方向には、田舎道が続く。

公衆トイレかと思ったこの建物は、「隠れた名所」と言われているErroke Deunaren Baseliza – Begiratokia(聖ロケ礼拝堂展望台)だった。









