Contents
- 1 マヨール広場/プラサ・マヨール(Plaza Mayor)
- 2 サラマンカ大学(Universidad de Salamanca)
- 3 サラマンカ大聖堂(Catedral de Salamanca)
- 4 コンチーリャス・ハウス(カサ・デ・ラス・コンチャス)(Casa de las Conchas)
- 5 ローマ橋(Puente Romano)
- 6 クレレシア(La Clerecía)
- 7 ウナムーノ博物館(Museo Unamuno)
- 8 サラスの洞窟(Cueva de Salamanca)
- 9 ドゥエニャス修道院(Convento de las Dueñas)
- 10 サン・エステバン修道院(Convento de San Esteban)
- 11 サラマンカカテゴリー記事一覧
「黄金の街」サラマンカは、歴史と文化が息づくスペインの世界遺産の街。その中心にあるヨーロッパ最古の大学の荘厳さ、きらめく石造りの美しい広場、活気ある学生街の雰囲気が人々を魅了します。
圧倒的な美しさのバロック広場を体感する
マヨール広場/プラサ・マヨール(Plaza Mayor)
サラマンカの中心であり、スペインで最も美しい広場の一つ。18世紀に完成したバロック様式の建築に囲まれ、夕暮れ時には「黄金の街」の名の通り、砂岩が温かいオレンジ色に輝きます。広場には市庁舎やカフェが並び、常に人々が集う活気ある場所です。市民生活の中心地であり、この街の象徴的な場所で、ぜひその雰囲気を味わってください。
500年の歴史を持つ「カエルの彫刻」を探す
サラマンカ大学(Universidad de Salamanca)
1218年創立のヨーロッパ最古級の大学で、そのファサード(正面)の精緻な装飾はスペイン・プラテレスコ様式の最高傑作の一つです。特に観光客を惹きつけるのは、この装飾の中に隠された「カエルの彫刻」探し。見つけると幸運が訪れるという言い伝えがあり、多くの人が熱心に探しています。歴史的な図書館も見どころの一つで、学術的な荘厳さが漂います。

驚きの新旧2つの大聖堂が並び立つ姿を見る
サラマンカ大聖堂(Catedral de Salamanca)
サラマンカには、ロマネスク様式の旧大聖堂(Catedral Vieja)とゴシック・ルネサンス様式の新大聖堂(Catedral Nueva)が隣接し、内部で繋がっているという珍しい特徴があります。新大聖堂の荘厳な内部、旧大聖堂の静謐な雰囲気、そして新大聖堂のファサードに刻まれた宇宙飛行士やドラゴンの彫刻(近年加えられたもの)など、見どころが豊富です。
300以上のホタテ貝の装飾が壁面を埋め尽くす
コンチーリャス・ハウス(カサ・デ・ラス・コンチャス)(Casa de las Conchas)
約300個以上のホタテ貝(コンチャス)の彫刻で外壁全体が覆われた、非常にユニークなルネサンス建築。サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路と関連があるとされ、現在は公共図書館として利用されています。貝のモチーフが繰り返される壮観なデザインは、サラマンカの歴史的な建物の中でも特に目を引きます。図書館内の美しい中庭も必見です。
2000年の時を超えて街を見守る古代の橋を渡る
ローマ橋(Puente Romano)
紀元1世紀に造られたと推定される、トルメス川にかかるローマ時代の石橋。全長約360メートル、26のアーチのうち15がローマ時代のオリジナルと言われています。この橋を渡りながら、対岸から眺める旧市街と大聖堂の景観は、サラマンカを象徴する絶景の一つです。夜のライトアップされた姿もロマンチックです。
圧倒的なバロック様式の建築と歴史的な塔に登る
クレレシア(La Clerecía)
かつてのイエズス会の王立神学校で、現在はサラマンカ教皇庁大学の一部となっています。特に目を引くのは、緻密で壮大なバロック様式のファサードと、二つの鐘楼です。塔(Torres de la Clerecía)に登ると、サラマンカの街並み、プラサ・マヨール、大聖堂など、世界遺産の街を一望できる最高のパノラマビューが楽しめます。
哲学者ウナムーノの暮らしに触れる歴史的空間
ウナムーノ博物館(Museo Unamuno)
スペインの著名な作家であり、哲学者、そしてサラマンカ大学の総長も務めたミゲル・デ・ウナムーノが暮らした旧総長公邸。彼が実際に使用した家具や蔵書、写真などが保存・展示されています。ウナムーノの思想や生涯、サラマンカという街の知的な歴史の一端を感じられる場所として、文学や哲学に関心がある方におすすめです。
悪魔が教鞭をとったという伝説の地下空間を探索
サラスの洞窟(Cueva de Salamanca)
旧市街のサン・セバスティアン教会の地下にある歴史的な空間で、「悪魔の洞窟」として知られています。かつて悪魔が秘密の知識を教える学校だったという伝説が残っており、魔法や伝説に関心がある観光客に人気があります。フィクションや民間伝承に登場することもある、サラマンカの神秘的な一面を垣間見ることができます。
美しいルネサンス様式の中庭(パティオ)で静寂を感じる
ドゥエニャス修道院(Convento de las Dueñas)
15世紀に創設された修道院で、特に美しいルネサンス様式の二層からなるパティオ(中庭)が有名です。上層階の柱の頭(柱頭)には、奇妙で個性的な装飾が施されており、そのユニークなデザインは訪れる人々を楽しませます。旧市街の喧騒から離れ、静かで落ち着いた雰囲気の中で歴史的な建築美を堪能できます。
スペイン黄金時代を象徴する壮麗なファサードを鑑賞
サン・エステバン修道院(Convento de San Esteban)
16世紀に建てられたドミニコ会の修道院で、新大聖堂と並ぶサラマンカの宗教建築の傑作の一つです。その正面(ファサード)は、細部にまでこだわった彫刻が施されたプラテレスコ様式の傑作として非常に有名です。内部の主祭壇や回廊の美しさも必見で、スペイン黄金時代の宗教的な権威と芸術の高さを感じさせます。
