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800年の歴史を持つ、スペイン黄金時代を象徴する街『サラマンカ』
カスティーリャ・イ・レオン州に位置するサラマンカは「黄金の街」と呼ばれるスペイン屈指の歴史都市です。街のシンボルであるサラマンカ大学は1218年創立のヨーロッパ最古級の大学で、世界中から学生が集まる活気があります。旧市街全体がユネスコ世界遺産に登録されており、特に夜明けや夕暮れ時には、街の建材であるヴィジャマヨール石(Villamayor stone)が黄金色に輝き、荘厳で美しい景観を生み出します。スペイン語学習の中心地としても知られ、歴史、文化、教育、そしてグルメが集まる魅力的な街です。マドリードからは高速鉄道で約1時間40分とアクセスも便利です。
サラマンカの安全・気候・インフラ
| 治安 | スペイン国内でも比較的良いとされています。特に旧市街や観光エリアは昼夜問わず多くの学生や観光客で賑わっているため、安心して散策できます。ただし、日本と比べてスリや置き引きなどの軽犯罪は多いため、マヨール広場や人混みでは貴重品の管理を徹底し、バッグを体の前で持つなどの基本的な注意が必要です。夜間の人通りの少ない路地は避けるのが賢明です。 |
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| 水の質 | サラマンカの水道水は法律上、飲用可能とされています。しかし、石灰分を多く含む硬水です。旅行中に硬水を飲むとお腹を壊す可能性があるため、敏感な方はミネラルウォーターの購入をおすすめします。飲食店で提供される水は通常、ミネラルウォーターです。 |
| 時差 | 中央ヨーロッパ時間(CET)を採用し、日本との時差は通常マイナス7時間、サマータイム期間はマイナス8時間。 |
| 年間の気候 | 内陸性気候で、夏は乾燥して暑く、冬は寒くなります。年間を通じて晴天の日が多いのが特徴です。夏(7月~8月)は日中40度近くまで気温が上がることもありますが、湿度が低いため比較的過ごしやすいです。冬(12月~2月)は冷え込みが厳しく、0度を下回ることもあり、雪が降ることもあります。春と秋は穏やかで観光に適したベストシーズンです。 |
| 平均気温と降水量 | 年間平均気温は約12度です。最も暑い7月の平均最高気温は約30度、最も寒い1月の平均最低気温は約0度です。内陸に位置するため年間降水量は比較的少なく、最も雨の少ないのは夏です。降水量は多い月でも60mm程度で、年間を通じて乾燥しています。 |
| 電圧とコンセント形状 | 電圧は230V、周波数は50Hzです。コンセント形状はヨーロッパで一般的なCタイプまたはSEタイプが主流です。日本の電化製品を使う場合は、変換プラグと、必要に応じて変圧器が必要です。 |
サラマンカの服装と文化・マナー
| 服装 | 夏(6月~8月)は日差しが強いため、半袖や薄手の服装で十分ですが、朝晩や冷房対策にカーディガンなど羽織るものが必要です。冬(12月~2月)は防寒対策が必須で、厚手のコート、セーター、マフラー、手袋などが必要です。春と秋は日中は過ごしやすいですが、朝晩は冷え込むため、重ね着できる服装がおすすめです。年間を通じて日差しが強いため、サングラスは必須です。 |
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| 服装に関するマナー | 特に教会や大聖堂などの宗教施設を見学する際は、ノースリーブやショートパンツなどの過度な肌の露出を避けるのがマナーです。肩や膝を覆うような服装が望ましく、夏場でも羽織るものを用意しておくと安心です。普段着はカジュアルで問題ありませんが、夜間に高級レストランや劇場を訪れる際は、少しきれいめな服装を選ぶと良いでしょう。 |
| 公用語と挨拶、英語通用性 | 公用語はスペイン語(カスティーリャ語)です。サラマンカはスペイン語学習の中心地であるため、地元の人々は外国人慣れしていますが、英語の通用度は高くありません。観光施設や一部のホテルでは英語が通じますが、日常会話はスペイン語が基本です。「Hola(オラ):こんにちは」「Gracias(グラシアス):ありがとう」などの簡単な挨拶だけでも現地語を使うとコミュニケーションが円滑になります。 |
| 宗教や文化的なタブー | 国民の多くはカトリック教徒です。教会などの宗教施設では、見学中でもミサが行われている場合は静かにし、フラッシュ撮影や私語は控えましょう。シエスタ(昼休憩)の習慣が残っており、午後2時から5時頃は個人商店などが閉まることがあります。また、スペインでは一般的にチップの習慣はありませんが、高級レストランなどで特別に良いサービスを受けた場合は少額を渡すこともあります。 |
| 祝祭日と営業時間 | スペインの一般的な祝祭日(クリスマス、イースター、憲法記念日など)に加え、市の守護聖人の日(9月8日など)には多くの店が休みになります。店舗の営業時間は、一般的に午前10時から午後2時、シエスタを挟んで午後5時から8時頃までです。大型スーパーやデパートはシエスタに関係なく営業しており、週末も開いていることが多いです。飲食店は営業時間が長く、夕食は午後9時以降が一般的です。 |
サラマンカのお金と通信・交通
| 現地通貨の両替 | 現地通貨はユーロ(EUR)です。日本円からの両替は、空港やマドリードなどの大都市での両替所や銀行の利用が一般的です。サラマンカ市内でも両替所はありますが、レートが不利な場合があるため、まとまった額はマドリードで両替し、少額をサラマンカのATMで国際キャッシュカードやクレジットカードのキャッシング機能を利用して引き出すのが最も手数料を抑えられる方法の一つです。 |
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| チップの習慣 | チップは義務ではありません。 |
| キャッシュレス決済 | サラマンカはキャッシュレス決済が進んでおり、観光客が利用するホテル、レストラン、主要な観光スポット、スーパーのほとんどでクレジットカード(Visa、Mastercardなど)が利用可能です。小さなカフェや個人商店、タクシーの一部では現金のみの支払いとなる場合もあるため、少額のユーロ現金を用意しておくと安心です。非接触型のタッチ決済も一般的です。 |
| Wi-Fi | 市内の多くのホテルや主要なカフェ、レストランでは無料Wi-Fiが提供されています。マヨール広場周辺の一部のエリアでは、公共の無料Wi-Fiスポットがある場合もあります。街歩きの際に常にインターネット接続が必要な場合は、日本からレンタルWi-Fiルーターを持参するか、現地でSIMカードを購入するのが確実です。 |
| 主要な交通手段 | 主要な観光スポットは旧市街に集中しており、ほとんどの場所は徒歩で巡ることができます。旧市街の中心部には一般車両の乗り入れが制限されているエリアが多いです。旧市街の外への移動や大きな荷物がある場合は、路線バスやタクシーを利用します。路線バスは市内の広範囲をカバーしており、安価に移動できます。鉄道駅やバスターミナルから市内中心部への移動にはタクシーが便利です。 |
| タクシー料金 | タクシーは主要な広場やホテル、バスターミナルなどに乗り場があり、空車であれば路上で拾うことも可能です。料金はメーター制で、初乗り運賃と1キロメートルあたりの単価が決まっています。深夜や祝日、郊外への移動には割増料金が適用されます。チップは義務ではありませんが、お釣りの小銭を渡す程度の習慣はあります。乗車前に目的地を告げ、料金の目安を確認すると安心です。 |
サラマンカのグルメ・ショッピング
| 飲食店 | 飲食店はマヨール広場周辺や、広場から大学へ向かう通りに集中しています。タパス(小皿料理)を提供するバルが多く、一皿ずつ注文して色々な料理を楽しむのがサラマンカ流です。夕食は午後9時以降に始まるのが一般的です。食事の提供時間が遅いこと、また、バルでは床に食べ終わったナプキンやオリーブの種を捨てる習慣(活気がある証拠とされる)があることを事前に知っておくと戸惑いません。 |
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| カフェ | マヨール広場に面した歴史的な「Café Novelty(カフェ・ノベルティ)」をはじめ、旧市街全域に多数あります。学生が多い街のため、安価でWi-Fiが使えるカフェも豊富です。朝食や午後の休憩に利用されます。朝はトーストとコーヒー、午後はチュロスやケーキと共にコーヒーを楽しむのが定番です。レジで注文と会計を済ませてから席に着くスタイルが多いです。 |
| スーパー | 旧市街の周辺や少し離れたエリアに「Mercadona(メルカドーナ)」や「Carrefour Express(カルフール・エクスプレス)」などのスーパーマーケットがあります。メルカドーナは品揃えが豊富で価格も手頃なため、長期滞在者に人気です。旧市街の中心には小型のコンビニエンスストアや食料品店もあります。日曜や祝日は休業する店舗も多いので、事前に営業時間をチェックしましょう。 |
| 買い物環境 | 買い物エリアは、高級ブティックや国際ブランドの店が集まる「Toro通り(カジェ・トロ)」、お土産屋や個人商店が多いマヨール広場周辺に集中しています。大学グッズや陶器、伝統的な食品などのお土産が人気です。営業時間はシエスタ(昼休憩)を挟む店が多いので注意が必要です。免税手続きが必要な場合は、購入時に店員に申し出ましょう。 |
サラマンカの観光スポットの特徴や周り方、交通手段
黄金の輝きに包まれる世界遺産旧市街の巡り方
サラマンカの魅力は、何と言っても旧市街全体が醸し出す「黄金の街」の雰囲気と、800年の歴史を持つ学問の府としての活気です。観光のスタート地点は、スペインで最も美しい広場の一つとされるマヨール広場(Plaza Mayor)をおすすめします。広場は四方をバロック様式の建物に囲まれ、市庁舎や王室、貴族のパビリオンなどがあり、その壮麗な美しさは圧巻です。昼間はカフェやバルで賑わい、夜はライトアップされ幻想的な光景になります。この広場から、主要な観光スポットへは全て徒歩圏内です。広場を起点に、南西に歩を進めれば大学と大聖堂という二大シンボルにたどり着けます。
芸術と知性が息づくサラマンカ大学
マヨール広場から南へ続く通りを歩くと、サラマンカ大学(Universidad de Salamanca)に到着します。この大学は1218年にアルフォンソ9世によって創設されたヨーロッパ最古級の大学の一つであり、その存在がサラマンカの歴史と文化を形作ってきました。観光客のハイライトは、ファサード(正面玄関)に施されたプラテレスコ様式(スペインルネサンス初期の様式)の緻密な装飾です。この装飾の中に隠されたカエル(Rana)を見つけることが、受験生や観光客の間で幸運をもたらすと言われる伝統的なおまじないとなっています。大学内部には歴史的な講義室や図書館(見学可)があり、学生たちの知的な熱気を感じることができます。また、大学周辺には多くの学生街のバルや本屋があり、若者の活気で溢れています。
荘厳な新旧大聖堂と歴史的建造物群
大学からさらに数分歩くと、サラマンカ大聖堂(Catedral de Salamanca)が見えてきます。これは、新大聖堂(Catedral Nueva)と旧大聖堂(Catedral Vieja)という二つの大聖堂が連結している珍しい構造を持っています。新大聖堂はルネサンスからバロック様式にまたがる壮大なスケールを誇り、旧大聖堂はロマネスク様式の歴史的な価値を持つ建物です。新大聖堂の入り口のファサードには、宇宙飛行士の彫刻が隠されているというジョークのような装飾があり、これもまた観光客の話題になっています。大聖堂の塔(Torre de las Campanas)に登ると、サラマンカ市街を一望できるため、街のスケールと美しさを実感できます。その他にも、ドゥエニャスの修道院(Convento de las Dueñas)や、貝殻の家(Casa de las Conchas)など、個性的な建築物が徒歩圏内に点在しており、これらの歴史的建造物を巡ることで、サラマンカの豊かな芸術と歴史の深さを感じることができます。旧市街の観光は全て徒歩で可能であり、中心部は車両乗り入れが制限されているため、ゆっくりと安心して散策できます。

サラマンカの軌跡
「黄金の街」の礎となった古代ローマとヴィシゴートの支配
サラマンカの歴史は紀元前3世紀にまで遡り、イベリア半島の他の多くの都市と同様に、初期はケルト系部族が居住していました。その後、この地は古代ローマ帝国の支配下に置かれ、交通の要衝として発展します。ローマ街道の一つである「銀の道(Vía de la Plata)」がサラマンカを通り、現在もその名残であるローマ橋(Puente Romano)がトルメス川に架かっています。この橋は、サラマンカの歴史的なシンボルの一つであり、当時の軍事・交易における重要性を示しています。ローマ帝国衰退後には、ヴィシゴート族の支配を受けますが、この時期の記録は少なく、街は比較的静かな時代を過ごしました。この古代からの歴史の蓄積が、後のサラマンカの文化的な基盤を築くことになります。

イスラム支配からの再征服とレコンキスタ後の発展
8世紀初頭、イベリア半島はイスラム勢力(ムーア人)によって征服され、サラマンカもその支配下に入ります。しかし、カスティーリャ王国などのキリスト教勢力による国土回復運動、いわゆるレコンキスタの最前線となり、戦略的な重要性から幾度となく支配者が変わる不安定な時代を経験しました。最終的に11世紀末にカスティーリャ王アルフォンソ6世によって完全にキリスト教徒の手に戻されます。このレコンキスタ後の再興期に、国王たちは人口増加と都市の発展を奨励しました。サラマンカはレオン王国とカスティーリャ王国の境界に位置していたため、経済的、軍事的な重要性が高まり、その後の黄金時代に向けた土台が固められました。
ヨーロッパ最古級の学問府サラマンカ大学の創設と「黄金の時代」
サラマンカの歴史における最大の転換点は、1218年にアルフォンソ9世によってサラマンカ大学(Universidad de Salamanca)が創設されたことです。これによりサラマンカは単なる地方都市から、ヨーロッパ全土で名を知られる学問の中心地へと変貌します。特に15世紀から16世紀にかけて、サラマンカは「黄金の時代(Siglo de Oro)」を迎え、学術、芸術、文化が爆発的に開花します。コロンブスの新大陸発見、イエズス会の創設など、歴史的な大事業にサラマンカ大学の教授たちが関与し、スペインの隆盛に貢献しました。この時期に、現在の街の象徴である大聖堂や、大学の華麗なファサードなどが建設され、地元産のヴィジャマヨール石が夕陽に照らされて黄金色に輝くことから、「黄金の街(La Dorada)」という愛称が定着しました。この時代の圧倒的な繁栄と知性の集積が、今日の美しい街並みを形作っています。

フランスによる占領と衰退、そして再興
黄金時代が終焉を迎えた後も、サラマンカは学問の都としての地位を維持しましたが、18世紀から19世紀にかけて、政治的な変動と戦争の影響を受けます。特にナポレオン戦争中の1812年に発生したサラマンカの戦いでは、街の一部が激しく破壊され、修道院などの歴史的建造物が軍事要塞として利用されました。この戦いでの被害や、その後の混乱期を経て、サラマンカは一時的な衰退を経験します。しかし、学問の伝統は途絶えることなく受け継がれ、街はゆっくりと復興への道を歩み始めました。
世界遺産登録と現代の「学生の街」としての活力
20世紀に入り、サラマンカは再び活力を取り戻します。大学は現代的な教育機関として再編され、スペイン語学習の中心地として世界中から留学生が集まるようになりました。そして、1988年には旧市街全体がユネスコ世界遺産に登録され、その歴史的・芸術的な価値が世界的に認められました。これにより、観光都市としても大きく飛躍しました。現在のサラマンカは、歴史的な重厚感と、大学を中心とした若者の活気が見事に融合した街です。旧市街の美しい石畳の通りを歩くと、800年の歴史を持つ建物群の荘厳さに加え、学生たちの朗らかな声や賑やかなバルから聞こえる陽気な音楽が聞こえてきます。この古都でありながら常に新しい文化と知性が生まれる「学生の街」の雰囲気が、サラマンカを訪れる最大の魅力の一つであり、現在もその魅力は増し続けています。

サラマンカの名産品
- ハモン・イベリコ・デ・ベジョータ(Jamón Ibérico de Bellota):イベリコ豚の生ハムの中でも、ドングリ(ベジョータ)を食べて育った豚の脚だけを使用し、長期熟成させた最高級品です。深いコクと芳醇な香りが特徴で、サラマンカ地方は生産地の一つとして有名です。
- レチェス・フリタス(Leches Fritas):牛乳、砂糖、小麦粉などを固めて揚げ、シナモンシュガーをまぶした伝統的なデザートです。外はサクサク、中はクリーミーな口当たりで、地元のバルやレストランで提供されています。
- ファリーニャス(Fariñas):羊のミルクから作られるチーズで、サラマンカの伝統的な製法で作られています。濃厚な風味と独特の香りが特徴で、ワインのおつまみとして地元で愛されています。
- アルメンドラ・ガルピニャーダ(Almendra Garrapiñada):砂糖や蜂蜜を絡めてローストしたアーモンドのお菓子です。香ばしくカリカリとした食感が特徴で、街角の屋台や専門店で手軽に購入できる定番のお土産です。
- チョリーソ・デ・サラマンカ(Chorizo de Salamanca):パプリカとニンニクを効かせた豚肉の腸詰めで、サラマンカ地方の特産品です。濃厚な味わいが特徴で、そのままスライスして食べたり、料理に使われたりします。
- ビスコチョス(Bizcochos):スペイン風のスポンジケーキで、素朴ながらも卵の風味が豊かな焼き菓子です。地元のお菓子屋さんで購入でき、お土産としても人気があります。
- サビーナ・アマルガ(Sabina Amarga):サラマンカ大学の伝統的なリキュールの一つで、薬草を使用した苦味のあるお酒です。食後酒として飲まれることが多く、大学のお土産としても販売されています。

サラマンカの地域イベント
セマナ・サンタ(Semana Santa)
開催時期:毎年移動する祝祭日で、主に3月下旬から4月上旬の復活祭前の一週間
特徴:キリストの受難と復活を記念する一連の宗教行事で、街全体が厳粛な雰囲気に包まれます。様々なキリスト像やマリア像が、伝統的な衣装を身に着けた信者たち(コフラディア)によって街中を練り歩く行列(プロセシオン)が行われます。世界遺産の街並みを荘厳な行列が通る様は非常に感動的です。
サラマンカの蚤の市・フリーマーケット
エル・メルカディージョ(El Mercadillo)
開催時期:毎週木曜日
特徴:旧市街から少し離れた場所(Plaza de los Bandos周辺など)で開催される大規模な青空市場です。新鮮な野菜や果物、チーズなどの食品から、衣料品、雑貨、家庭用品まで、様々なものが並び、地元の人々の日常生活を垣間見ることができます。観光客にとっては、地元の雰囲気を味わい、掘り出し物を見つけるチャンスです。

