オンダリビア(Hondarribia)は、スペイン・バスク地方にある美しい港町です。フランスとの国境に近いチングディ湾に面し、中世の城壁に囲まれた旧市街と、パステルカラーの家が並ぶマリーナ地区が有名。特にマリーナ地区は美食の街として知られ、レベルの高いピンチョス文化が魅力。歴史、海、食文化が融合した、絵のように美しい観光地です。
石畳とカラフルな家が織りなす中世の歴史地区を散策
旧市街(Casco Histórico / Alde Zaharra)
街を囲む古い城壁の内側にあるエリアです。迷路のような石畳の路地には、木骨組みのカラフルなファサードを持つ美しい住宅が並び、中世の雰囲気を今に伝えています。この地区を歩くだけで、オンダリビアの歴史を感じることができます。

高台の要塞ホテルから街とチングディ湾を一望する絶景スポット
カルロス5世城 / パラドール・デ・オンダリビア
10世紀に建てられ、後にカルロス5世によって改築された歴史的な要塞です。現在は国営の高級ホテル**「パラドール」として利用されていますが、中庭や一部のスペースは一般公開されています。城壁やテラスからの眺めは素晴らしく、オンダリビアの街並みと対岸のフランス領アンダイエ**を一望できます。
パステルカラーの家と賑わうバルが集まる美食とピンチョスの中心地
マリーナ地区(Barrio de la Marina / Portu Auzoa)
かつての漁師たちの居住区です。窓枠やバルコニーが鮮やかな青や緑、赤などに塗られた伝統的なバスク様式の家が特徴的です。この地区の通りには数多くのバルやレストランが軒を連ね、オンダリビアが誇るクリエイティブなピンチョスを楽しむ人々で夜遅くまで賑わいます。

カルロス5世城の目の前にある街の歴史的・文化的中心広場
アルマス広場(Plaza de Armas)
旧市街の最上部に位置し、かつては軍事的な集合場所や防衛拠点として使われていました。広場はサンタ・マリア教会とパラドールに囲まれており、歴史的な景観が保たれています。街の重要なフィエスタ(祭り)の際にも中心的な役割を果たします。

ゴシックとバロック様式が融合した旧市街の壮麗なランドマーク教会
サンタ・マリア教会(Church of Santa Maria)
15世紀から17世紀にかけて建設された、旧市街を代表する教会です。重厚なゴシック様式のファサードと、華やかなバロック様式の塔が混在する特徴的な外観を持ちます。内部の装飾も見ごたえがあり、街の精神的な中心地です。
穏やかな湾に面したリラックスできる砂浜と対岸のフランスを眺める場所
オンダリビア・ビーチ(Playa de Hondarribia)
チングディ湾の奥まった場所に位置するため、波が穏やかで、家族連れに人気のビーチです。砂浜での日光浴や散歩はもちろん、ビーチの向こうにはフランスの街並みが広がる、国境の街ならではの景色を楽しめます。
石造りの歴史を感じさせる旧市街への主要な入口と城壁の名残
サンタ・マリア門(Santa Maria Atea)
街の古い城壁に残る、重要な門の一つです。門のそばには、オンダリビアのシンボルの一つである紋章が掲げられています。この門をくぐると、歴史地区の別世界へと誘われるような感覚を味わえます。
