日本の南部鉄器がアレンジされて売られ、招き猫もあった

サンティアゴ・デ・コンポステーラに25日間住んでみた(9日目)
安田カイエ
この記事を書いた人:安田カイエ
トラベルライター、WEBクリエイター。主にヨーロッパで海外ノマドしています。
自分の忘備録、旅のしおり感覚で綴ります。

サンティアゴ・デ・コンポステーラ9日目。

旧市街の土産物屋を改めてじっくり歩いた日。フリーダ・カーロのキャラクター化は相変わらず進んでいて、日本の有名マグカップも何故か紛れ込んでいる。南部鉄器がアレンジされて販売されており、これが何を意味するのかよく分からない。

本日のカフェ

サンティアゴ・デ・コンポステーラ(Santiago de Compostela)
サンティアゴ・デ・コンポステーラ(Santiago de Compostela)

エスプレッソ。パンはおまけ。

土産物屋をじっくり観察した日。フリーダ・カーロと南部鉄器と招き猫が同居している

サンティアゴ・デ・コンポステーラ(Santiago de Compostela)サンティアゴ・デ・コンポステーラ大聖堂博物館の看板

サンティアゴ・デ・コンポステーラ大聖堂博物館の看板。大聖堂博物館(Museo Catedral)は大聖堂に隣接した4つのエリアから構成され、考古学的遺物・中世の彫刻・宝物庫・屋上テラスを含む。屋上テラスからはオブラドイロ広場を見下ろす角度で大聖堂のファサードが撮影でき、地上からとは全く異なる構図が得られる。入場は有料で事前予約推奨。

サンティアゴ・デ・コンポステーラ(Santiago de Compostela)
サンティアゴ・デ・コンポステーラ(Santiago de Compostela)フリーダ・カーロはスペイン全土で人気。キャラクター化している。

フリーダ・カーロはスペイン全土で人気。フリーダ・カーロのイメージ(一本眉・メキシカンドレス・花飾り)はグラフィックデザインとして高い汎用性を持ち、スペインの土産物・ポスター・Tシャツ市場で消費されている。遺族・財団によるライセンス管理が行われているが、スペインの路上・市場レベルでは無許可使用も多い。

サンティアゴ・デ・コンポステーラ(Santiago de Compostela)日本の有名な子供のマグカップもお土産用に紛れて売っている。

日本の有名な子供のマグカップもお土産用に紛れて売っている。キャラクター商品の無許可販売はスペインの観光地の土産物屋で一般的に見られる。特定のキャラクターが「日本のもの」として認識されている度合いは国によって異なり、スペインの一般的な土産物屋では出所の区別なく「kawaii系」として並列されることが多い。

サンティアゴ・デ・コンポステーラ(Santiago de Compostela)
サンティアゴ・デ・コンポステーラ(Santiago de Compostela)
サンティアゴ・デ・コンポステーラ(Santiago de Compostela)
サンティアゴ・デ・コンポステーラ(Santiago de Compostela)
サンティアゴ・デ・コンポステーラ(Santiago de Compostela)
サンティアゴ・デ・コンポステーラ(Santiago de Compostela)
サンティアゴ・デ・コンポステーラ(Santiago de Compostela)チョコレートショップの店頭。

チョコレートショップの店頭。

サンティアゴ・デ・コンポステーラ(Santiago de Compostela)チョコレートショップのイメージキャラクター

チョコレートショップのイメージキャラクター。

サンティアゴ・デ・コンポステーラ(Santiago de Compostela)

カバンの路面販売の店が何件も連なっている通りがある。スペインの観光地では特定の商品に特化した店舗が通り単位で集中するパターンがある(バルセロナのラ・リベラ周辺のセレクトショップ街など)。この種の集積は消費者にとっての比較購買を容易にするため、競合するのに集まるという逆説的な商業地理が形成される。

サンティアゴ・デ・コンポステーラ(Santiago de Compostela)
サンティアゴ・デ・コンポステーラ(Santiago de Compostela)
サンティアゴ・デ・コンポステーラ(Santiago de Compostela)
サンティアゴ・デ・コンポステーラ(Santiago de Compostela)
サンティアゴ・デ・コンポステーラ(Santiago de Compostela)

南部鉄器(Nanbu Tekki)は岩手県を中心とする鉄製伝統工芸品で、欧米では「Japanese cast iron teapot」として2000年代以降に健康・茶道ブームに乗って普及した。スペインでもお茶・健康系の文脈で輸入・模倣品が出回っており、土産物屋に並ぶのはほぼ中国製の模倣品であることが多い。

サンティアゴ・デ・コンポステーラ(Santiago de Compostela)

直径10センチほどのミニサイズのタルタ・デ・サンティアゴ。タルタ・デ・サンティアゴ(Tarta de Santiago)はアーモンド・砂糖・卵だけで作るガリシアの伝統菓子で、表面に聖ヤコブの剣のシルエットが粉砂糖で描かれる。EUの地理的表示保護(IGP)を取得しており、正規品は産地・製法が規定されている。土産物屋のミニサイズは正規品でない場合も多いが、味の差は大きくない。

サンティアゴ・デ・コンポステーラ(Santiago de Compostela)
サンティアゴ・デ・コンポステーラ(Santiago de Compostela)

ガリシアのシーフードレストランの看板には「marisco(マリスコ)」という単語が使われることが多い。mariscoはタコ・エビ・カニ・貝類の総称で、ガリシア料理の核心部分を一語で表している。メニュー表記はガリシア語とスペイン語が混在することがある。

サンティアゴ・デ・コンポステーラ(Santiago de Compostela)

顔と胴体の色が違う銅像。銅像の部位ごとの色差は、素材の違い(ブロンズの配合比の差)や後から補修された部分の酸化具合の差によって生まれる。特に触れられやすい部位(手・顔・靴)は皮膚油脂や摩擦で酸化が抑制されるため、金色に光る現象がある。これが意図的な演出か自然な経年変化かは像による。

サンティアゴ・デ・コンポステーラ(Santiago de Compostela)

階段の石畳。

サンティアゴ・デ・コンポステーラ(Santiago de Compostela)

巡礼者向け簡易宿泊所。

サンティアゴ・デ・コンポステーラ(Santiago de Compostela)
サンティアゴ・デ・コンポステーラ(Santiago de Compostela)

サンティアゴ・デ・コンポステーラのマンホールには大聖堂のデザインや「SC」のイニシャルが刻印されたものがある。スペインでは自治体ごとにデザインが異なり、観光地や歴史都市ほど意匠に凝ったものが多い。巡礼者が歩く道のマンホールにホタテ貝のモチーフを使った例もある。

サンティアゴ・デ・コンポステーラ(Santiago de Compostela)

サンティアゴの土産物屋に来たら見るべきもの・見なくていいもの

ホタテ貝モチーフのグッズは種類が多すぎて選ぶ気が失せる。陶器製のものとプラスチック製のものが混在しており、値段はほぼ関係なく見た目で決まる。フリーダ・カーログッズはスペイン全土で見かけるが、サンティアゴでも旺盛。タルタ・デ・サンティアゴ(アーモンドケーキ)はミニサイズが土産として買いやすい。日本関連グッズとしては南部鉄器をスペイン風にアレンジしたものが見つかるが、その必要性についてはよく分からない。

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