
トラベルライター、WEBクリエイター。主にヨーロッパで海外ノマドしています。
自分の忘備録、旅のしおり感覚で綴ります。
サンティアゴ・デ・コンポステーラ23、24日目。
現代の巡礼者の多くはスタンプラリー的な感覚で歩いており、2023年には過去最高の446,038人が証明書を取得している。徒歩100kmで証明書が出るため、サリアからスタートする「最短コース」利用者が急増中。富士山のような軽装でトレッキングする欧米人の服装事情も目撃した。
023年に過去最高46万人超の巡礼者が証明書を取得した
サンティアゴ・デ・コンポステーラへの巡礼は、中世にはキリスト教の三大聖地として栄え、12世紀には年間50万人もの人々が巡礼路を歩いたとされている。
しかし現代の巡礼は、ハイキングやトレッキング、仲間との遠足といったレクリエーション的な側面が強くなっている。日本で登山やトレッキングが人気を集めるのと同じように、ヨーロッパでも巡礼者が増加傾向にあり、2023年には過去最高の446,038人が巡礼証明書を取得。その多くは徒歩だが、自転車や馬、車で巡礼する人もいる。
また、巡礼には「スタンプラリー」のような要素もある。巡礼路沿いの教会や宿泊施設でスタンプを収集し、最終目的地のサンティアゴ・デ・コンポステーラで巡礼証明書(コンポステーラ)を受け取ることができる。この証明書が、多くの人々にとって旅の記念や達成感につながっている。

最短出発地・サリア(Sarria)から歩く人が急増している理由
巡礼の証明書(コンポステーラ)をもらうには、徒歩なら100km、自転車なら200kmで十分だ。そのため、サリア(Sarria)から歩く人が爆発的に多く、「巡礼の最短コース出発地」として現地の宿や店も特需を得ていまる。
今でもパラドール(元病院ホテル)では証明書があれば無料の食事とワインが出る
中世の巡礼者は、街に泊まると食事が無料で提供されることもあった。今でもパラドール(元病院の高級ホテル)では、巡礼証明を持っていれば無料でワインや食事がふるまわれるサービスが残っている。
巡礼路の「苦行」としての側面
中世の巡礼は、現代のように気軽なものではなかった。何ヶ月もかけてピレネー山脈を越え、広大な平原をひたすら歩く、まさに苦行でした。当時の巡礼者は、食料や宿泊場所に苦労し、さまざまな危険に直面しながらも、信仰心や人生の目的を求めて歩き続けた。
日本では「危険な服装」として注意されるレベルの軽装で登山している欧米人

日本の山は、高温多湿で、虫や危険な生物も多く、気候も変わりやすいという特性のため、肌の露出を避け、汗冷えを防ぐための長袖・長ズボンが推奨されている。
一方、ヨーロッパの山は、比較的乾燥していて虫も少なく、開放的な環境が多いことから、写真のような軽装でも快適にトレッキングを楽しむことができるのだそう。
この文化の違いには驚かされる。日本では「トレッキングに適さない服装」の例として挙げられそうなスタイル。もし富士山にそんな格好で登ろうとすれば、おそらくニュースに登場するだろう。
本日のカフェ

エスプレッソとチュロス。チュロスはおまけ。
25日の滞在で初マクドナルド。ドリンクは自分でサーバーから注ぐ

サンティアゴ・デ・コンポステーラにある3店舗のうちのひとつのマクドナルド。


注文はタッチパネルで行う店舗が多く、ドリンクも自分でサーバーから注ぐ。
本日の寄り道

煉瓦でふさがれたドア。

秘密の丘。

観光客も、地元の人でさえもなかなか通らない道。

サンティアゴ・デ・コンポステーラのポンテ・ア・ポンテ(Ponte a Ponte)という地域にある、サレラ川(Río Sar)沿いの自然公園。サレラ川(Río Sar)沿いの緑地帯はサンティアゴ市が保護区として管理しており、旧市街から徒歩30〜40分のところに川辺の散歩道が続く。中世の石橋(Ponte a Ponte)が現役で残っており、かつての農業・生活用水路の痕跡も見られる。巡礼者がほぼ通らないため常に静か。

以下のように書いてある
“赤十字
サンティアゴ・デ・コンポステーラ
この木の枝は、2018年のクリスマスにサンティアゴの赤十字議会のメンバーたちの願いを受け止めました。
それらの願いが今、すべての市民のために芽吹くことを願います。”

本日の買い物

ガリシアはスペイン国内でもブドウ生産地として知られ、白ワイン用のアルバリーニョ(Albariño)種が代表品種。食用ブドウ(uva de mesa)はカタルーニャやバレンシアからの輸入が多い。スペインのブドウは糖度が高めだが果肉が薄く、日本の巨峰・シャインマスカットのようなジューシーさとは方向性が異なる。





























