
トラベルライター、WEBクリエイター。主にヨーロッパで海外ノマドしています。
自分の忘備録、旅のしおり感覚で綴ります。
サンティアゴ・デ・コンポステーラ11日目。
2008年に建築賞を受賞したカルロマグノ公園は、サンティアゴ最高レベルの眺望スポットとして機能している。ただし「とんでもない傾斜」が待っている。ショッピングモール・アレア セントラルは過去にヨーロッパ最大級だったとされるが、現在の閑散ぶりはそれが信じがたいレベルにある。
本日のカフェ

エスプレッソと生ハム・アボカドサンド。
建築賞を受賞した公園。高台からの眺めはたぶんサンティアゴ一だが、登るのがつらい

カルロマグノ(Charlemagne/シャルルマーニュ)はフランク王国の王で、サンティアゴ巡礼路の整備を支援したとされる伝説的な庇護者。公園名はこれに由来する。実際にシャルルマーニュがガリシアを訪れた記録はないが、12世紀のカミーノ・ガイドブック(Codex Calixtinus)には彼の名が登場する。

公園内のベンチ。

ガクアジサイ(Hydrangea macrophylla normalis)は日本原産で、装飾花(ガク)が外周に並ぶ日本古来のタイプ。ヨーロッパで普及している丸い西洋アジサイ(Hortensia)が装飾花ばかりのいわゆる改良品種なのに対し、こちらは原種に近い形態。両者がガリシアで混在して自生しているのは興味深い。

屋外フィットネス器具(calistenia al aire libre)は2000年代以降スペインの公園に急速に普及した。EU加盟国間での健康・運動政策の共通化が背景にあり、カルロマグノ公園のように見晴らしの良い場所に設置するケースが増えている。使い方の案内板が設置されていないことも多く、直感的な使用が前提になっている。

美しい公園カルロマグノ公園にて。

2008年フィリップ・ロッティエ欧州建築賞を受賞したカルロマグノ公園は、サンティアゴ市の西側に広がる約15ヘクタールの都市公園。丘の上に位置するため、晴れた日には大聖堂の塔を含む旧市街の全景と、遠景にペドローソ山系が見える。サンティアゴ最良の眺望スポットとして実際に機能している。

とんでもない傾斜。サンティアゴ・デ・コンポステーラは海抜264mの丘陵地帯に位置し、旧市街から郊外公園にかけて標高差が大きい。カルロマグノ公園はその中でも高台にあるため、アクセスには市内で最急レベルの坂を登る区間がある。徒歩以外の選択肢は自転車(急坂のため電動推奨)か、下方のバス停からのアクセスになる。
ヨーロッパ最大級の過去を持つショッピングモール、現在は終焉間近の雰囲気が漂う

アレア セントラル(Área Central Centro Comercial)は、過去にはヨーロッパ最大級だったようだが、私が行った時はまるで終焉間近のショッピングモールを思わせる閑散ぶりだった。オンライン通販の普及と郊外型モールへの移行により、2010年代以降に多くの大型テナントが撤退。スペインのショッピングモール衰退は欧米全体のトレンドで、Área Centralはその典型例に近い状況にある。

美容室の店先。ちなみにこのような色の人は一人も見かけなかった。

鼻にしか見えないWEB制作会社のロゴ。

瞳孔散大している像。ショッピングモールの「楽しい空間」演出の一環として置かれていると推測される。

家電量販店のハンドミキサーコーナー。

スーパーの食器コーナー。安い!日本だったら絶対買ってるやつ。スペインのスーパーで売られている食器は主に中国製・ポルトガル製が多い。価格帯は日本のニトリに近い水準で、デザインは南欧らしい明るい色調のものが多い。旅行者がうっかり購入するリスクは高く、「どうやって持って帰るか問題」と常にセットで考える必要がある。

家にあるグラスと似てる。日本だったら絶対買ってるやつその2。

スーパーのレジャーグッズコーナーにある簡易プール。足元がどうなっているか気になる。

子供の乗り物だと思ったら芝刈り機だった。

スーパーのフルーツコーナー。スイカの陳列がダイナミック。スペインはEU最大のスイカ生産国で、アンダルシア地方を中心に年間数百万トンが収穫される。ガリシアのスーパーでは夏場にスイカが大量入荷し、山積み陳列が標準的。日本のスイカが1個2000〜3000円するのに対し、スペインでは1個あたり2〜5ユーロ程度で手に入る。かくいう私も3カ月滞在中に3玉分は食べた。

スペインは世界最大のオリーブオイル生産国であり、食文化の中心にオリーブオイルがあるという印象だが、近年、干ばつによるオリーブの不作や、世界的な需要増、輸送コストの上昇などにより、オリーブオイルの価格が大幅に高騰している。
この価格高騰はスペインの消費動向にも影響を与えており、より安価な食用油であるひまわり油への移行が見られる。
特に、消費者の間では、より手頃なひまわり油の使用が増えているという調査結果も出ている。
本日の購入品

スペインのスーパーで売られる鶏肉が黄みがかっているのは、飼料にトウモロコシを多く使用しているため(カロテノイドの沈着)。日本のブロイラーは白い飼料で育てることが多く皮が白い。ガリシアの鯖(Scomber scombrus)は大西洋産で日本のマサバと同種。3枚おろしに近い形で売られているのは珍しく、通常は1枚まるごとか切り身。

- 鯖:3枚風に下したもの
- 鶏手羽先:鳥の品種的に黄色がかっている
- シーフードサラダ的なお惣菜
- ローストチキン
- ほうれん草のラザニア

直径約20cmの皿3枚。海外に行くと大体食器しか買わない。洋服に包んでスーツケースに入れて持って帰るのだが、割れた事は一度も無い。
スペインの食器は陶器(cerámica)製が多く、ポルトガルのビスタアレグレやスペインのラ・カルトゥハなど老舗陶器ブランドもある。スーパーで売られる安価なものはほとんど中国製だが、デザインがシンプルで使いやすいものが多い。洋服での梱包は確かに有効で、衣類の緩衝効果は発泡スチロールに近い。
本日の夕食

アレア セントラルで購入したお惣菜。
本日の寄り道

スペインのガチャ。

海底をテーマにした壁画。

子供向けの英語学校。

肉屋の壁画。

坂の下へ降りるための公共のエレベーター。

お菓子屋のショーウィンドウ。

主にガリシア地方で製造されている伝統的なリキュールやお酒。


大胆なクッキーのトッピング。




世界遺産保護のための啓発サイン。































