聖ヤコブ祭が始まった
キリスト教三大巡礼地の一つ、サンティアゴ・デ・コンポステーラ。
この巡礼の最終目的地が一年で最も熱を帯びるのが、守護聖人である聖ヤコブの祭日、通称「サンティアゴ・アポストル祭」。
毎年7月25日の聖ヤコブの日を中心に約2週間にわたって開催されるこの祭りは、単なる宗教行事を超えた、ガリシア地方の文化と歴史が凝縮された一大イベントだ。
千年の時を超える聖なる祭典 〜サンティアゴ・デ・コンポステーラの聖ヤコブ祭〜
大聖堂では荘厳なミサが行われ、スペイン国王や政府要人が参列することもある。
特に注目されるのが「ボタフメイロ」と呼ばれる巨大な香炉の儀式。長さ1.5メートル、重さ80キロを超える銀製の香炉が天井近くまで揺れ動き、香りと迫力で信者や巡礼者を圧倒する。中世には巡礼者の体臭を消すために振られたともいわれ、今では祭りを象徴する見どころの一つになっている。
一方で、宗教的厳粛さとは対照的に、街は連日お祭りムード。屋台が立ち並び、ガリシア名物のタコ料理やワインを楽しむ人々であふれる。
音楽イベントも盛んで、伝統楽器ガイタの哀愁ある音色からロックやジャズのライブまで幅広く開催され、昼夜を問わず街角に人の波が絶えない。
伝説が生んだ奇跡の街
使徒聖ヤコブの遺骨発見から始まったこの街の歴史には、実は興味深い裏話がある。
9世紀、羊飼いが星の光に導かれて聖ヤコブの墓を発見したとされるが、この「奇跡的発見」の背景には、当時のキリスト教勢力がイスラム勢力に対抗するため、民衆の結束を図る政治的意図があったという説もある。
「コンポステーラ」の名前自体が「星の野」を意味し、この伝説を物語っている。
サンティアゴ・デ・コンポステーラの祭りに集う巡礼者たち
祭りには、カミーノ・デ・サンティアゴを歩き抜いた巡礼者たちが各国から集まる。
彼らの多くは数百キロ、時には千キロ以上の道のりを歩いてきた人々だ。
祭りの日、大聖堂前で再会を果たす巡礼者同士の抱擁は、言語や文化の壁を越えた感動的な光景を生む。
興味深いことに、近年は「巡礼証明書」を求めて最後の100キロだけを歩く「便乗巡礼者」も増えているが、地元の人々は意外にも寛容だ。
「きっかけは何であれ、この街に来てくれることが大切」という温かい視点が、千年続く巡礼文化の懐の深さを物語っている。
滞在先の清掃は気分次第

滞在先には管理人は常駐していない。
滞在先の管理人が清掃に来ないので、ゴミがあふれている。これはスペインでは通常通りなのか???
管理人に連絡を取り、ゴミ袋の在りかを教えてもらい、私が片付ける。
共有スペースの清掃は、用事があって部屋を訪れた時にだけ行っているようだ。
自分の部屋は、滞在先にある備え付けの掃除道具で自分で掃除。
リネン類は各2セット用意され、自分タイミングで自分で洗濯する。
本日のカフェ

エスプレッソとカップケーキ。サンティアゴ・デ・コンポステーラでは貴重なおしゃれカフェにて。
本日の買い物


- ラズベリー:激安!
- オレンジジュース:日本より若干安い
- 小松菜みたいな野菜:多分小松菜
- 鮭の切り身:品質的に日本と同額
- ライムジュース:珍しいから買ってみた。味は普通
- プチトマト:日本より比較的安く、味は変わらず
- アーモンドミルク
- ヨーグルト:甘いヨーグルトばかりのスペインで、最も甘くないヨーグルトOIKOS NATURAL
- 卵:鮮度が怖いので2番目に高いのを購入
- 豚スライス:珍しく(200gだけど)少量のがあったので購入。いつもは少なくても500g。皮付きしかない。
本日の夕食

鮭を焼いて、持参した醬油で頂いた。

日本から持参した調味料。
- キユーピー 深煎りごまドレッシング:自宅で常備しているドレッシング
- もへじ サラダの旨辛たれ(カルディ):一番好きなドレッシング
- エバラ WAGYUMAFIA GOLDEN BBQ SAUCE:自宅を離れている間に賞味期限が切れるので持参した
- エバラ 黄金の味 中辛:言わずと知れた万能焼き肉のたれ
- キューピーマヨネーズ:念のため持ってきたが必要無かったかも
- 醤油:和食党ではないが、焼き魚を食べるときに必要。次はもっと大きいサイズを持参しようと思う
本日の寄り道

ミニスーパーの雑誌コーナー。

サンティアゴ・デ・コンポステーラの、ごく平均的な街の風景。

チャイハネ風ショップ。

コミック柄のエプロン。

読書推進プロジェクトのマスコットCeli (セリ) というキャラクター。


ほぼ毎日サンティアゴ・デ・コンポステーラ大聖堂広場に来ているが、私のようにズームして撮影している人を見た事が無い。
全景の写真を撮ってすぐ別の場所へ、の人がほとんど。

「公園で喫煙はやめようね!」のポスター。

滞在先の目の前にある公園からの眺め。

バルの看板。
