
トラベルライター、WEBクリエイター。主にヨーロッパで海外ノマドしています。
自分の忘備録、旅のしおり感覚で綴ります。
サンティアゴ・デ・コンポステーラ4日目。
クレンジングを探しにドラッグストアへ行ったが、オイルタイプが見当たらなかった。スペインではふき取りタイプが主流らしい。胡椒と鷹の爪もスーパーを複数はしごした。日本で「当然ある」と思っているものが、ここでは棚に並んでいないケースが多い。
スペインのドラッグストアにオイルクレンジングが存在しないことが判明した日
日本から持参したクレンジングが思いのほか早く減ってしまい、現地のドラッグストアで調達することにした。ところが、いくら探しても「オイルクレンジング」が見当たらない。棚に並んでいるのは、ふき取りタイプばかり。後で調べてみると、スペインではメイク落としといえば「ふき取り」が主流で、日本のようにオイルでしっかり落とす習慣があまりないのだという。文化の違い(水の違い?)を肌で感じた瞬間だった。
何件もスーパーを回って分かった、スペインでは手に入らないもの一覧
調味料:胡椒と鷹の爪を買うだけで、スーパーを何件もはしごする羽目になった。
プロテインパウダー:結局、サンティアゴ・デ・コンポステーラでは自然派専門店1件でしか見つからなかった。
小さいサイズの洗濯洗剤・柔軟剤:1リットル以上が主流のよう。1リットルはさすがに持ち運ぶには大きすぎるので、滞在先を移動する度に買い直した。
ドリップコーヒー:エスプレッソが主流だと分かっていたが、本当にどこにも売っていなかった。
本日のカフェ

エスプレッソはドトール風デザインのカップ&シュガースティック。ショーウィンドウの中で最も甘くなさそうなお菓子をチョイス(右下)。中央のケーキは、一人女性のみにおまけでくれる素朴なケーキ。
スペインのカフェでは注文客に無条件でパンや菓子を添える習慣がある店が多い。サービス内容は店によって異なり、生ハム1切れ・小さなケーキ・ビスケットなど様々。これはtapa libre(無料タパス)の文化的延長で、バルセロナや観光地では廃れつつあるが、ガリシアでは残っている。
徒歩でエル・コルテ イングレスへ。着いたらそこにあったのはいつものエル・コルテ イングレスだった
滞在先から少々遠い百貨店・エル・コルテ イングレス(El Corte Inglés Santiago de Compostela)に徒歩で行ってみる事に。

El Corte Inglésはスペイン国内に約90店舗を持つ百貨店グループで、1940年創業。高度経済成長期のスペインで中産階級の象徴的な買い物場所として機能した歴史がある。外観・内装・売り場構成が全店舗で極めて均一なため、旅先で見かけても「地元感」が皆無。
12ヘクタールの公園が通り道にある。通勤路として本来ありえない贅沢さ
エウジェニオ・グラネル公園(Parque Eugenio Granell)


Parque Eugenio Granell は、敷地面積:約120,000 m²(12ヘクタール)と市内で最大級の公園の一つ。日本の整備された森林公園とは違い、手つかずの歴史ある公園と見受けられる。
こんな素晴らしい公園が通り道なんて!

約12ヘクタールの敷地を持つグラネル公園は、手つかずの雑木林と整備された散歩道が混在している。ガリシア州政府はこうした緑地の管理に日本の里山概念に近いアプローチを取ることがあり、完全な自然でも完全な整備公園でもない中間状態が維持されている。

“camino de pozo(井戸への道)”と彫られた大きな石。
井戸は中世の都市インフラの中心で、近隣住民の水の供給源だった。サンティアゴでは12〜18世紀の井戸が各地に残っており、石に道標を刻む文化は巡礼路の道しるべと同じ発想。現在は上水道が整備されているが、石の道標はそのまま残されている。

市民農園のような畑。スペインでは都市部の空き地を市民農園(huertos urbanos)として活用する制度が多くの自治体にある。サンティアゴ・デ・コンポステーラ市も市民に区画を貸し出すプログラムを持ち、ケール・カブ・ピーマンなどガリシア料理の食材が栽培されている。

目的地のエル・コルテ イングレスは、私のよく知っているエル・コルテ イングレスがそこにあるだけだった。

ペット入店禁止のプレート。スペインでは犬をバルや食料品店に連れ込む文化があり、店側が判断で許可していることが多い。このプレートはあくまで各店舗の任意の判断で、法的な規制はスペイン各州によって異なる。ガリシアでは犬の飼育率が高く、街中で大型犬を連れた人の割合が日本より明らかに多い。
本日の寄り道

ガリシアのアーティスト、マヌエル・リベイロ・デ・アンドラーデ(Manuel Ribeiro de Andrade)の作品。
公共空間への現代アートの設置は、スペインでは1980年代の民主化以降に都市計画の一部として定着した。ガリシア州は文化予算を比較的多く確保しており、地元出身アーティストへの公共スペース活用は積極的に行われている。





























