サンティアゴ・デ・コンポステーラ(Santiago de Compostela)1日目、バルセロナから飛行機2時間、旧市街に車は入れない

サンティアゴ・デ・コンポステーラ
安田カイエ
この記事を書いた人:安田カイエ
トラベルライター、WEBクリエイター。主にヨーロッパで海外ノマドしています。
自分の忘備録、旅のしおり感覚で綴ります。

1か月お世話になったバルセロナを後にし、次なる旅の舞台は、サンティアゴ・デ・コンポステーラ。巡礼者の最終目的地として知られるこの街に、私はこれから25日間滞在。
雨と石畳とカテドラル…なんか映画のロケみたいで、テンション上がる。
雨が多いっていうけど、「洗濯物どうする?」とか細かい現実が先に浮かぶのも旅あるある。でもそれも含めて、楽しみ。

バルセロナから飛行機で約2時間、サンティアゴ・デ・コンポステーラ(Santiago de Compostela)に着いた。キリスト教三大聖地のひとつで、毎年数十万人の巡礼者が訪れる。空港のタクシー乗り場は10組ほどが並んでいたが20分待った。旧市街にはタクシーが入れないため徒歩5分。今夜だけ45ユーロのホテルに泊まり、翌日からAirbnbに移動する予定。

サンティアゴ・デ・コンポステーラとはどんな街か

サンティアゴ・デ・コンポステーラはスペイン北西部ガリシア州の州都で、人口は約10万人。ローマ・エルサレムと並ぶキリスト教三大聖地のひとつで、聖ヤコブの遺骨が埋葬されているとされる大聖堂を目指す巡礼路(Camino de Santiago)の終着点。1985年にユネスコ世界遺産に登録されている旧市街は11〜18世紀の石造建築で構成されており、タクシーを含む一般車両は旧市街内に入れない区域が多い。年間降水量は約1,800mmで、スペイン国内で最も雨の多い都市のひとつ。「雨の都(ciudad de la lluvia)」と呼ばれているが、気温は年間を通じて穏やかで、真夏でも最高気温が25℃前後にとどまる日が多い。

バルセロナからは飛行機で約2時間(ブエリング航空などのLCCが運航)。マドリードからも国内線で約1時間。空港から市内へはタクシーまたはバスで移動できるが、旧市街の宿泊先を目的地にする場合、タクシーは旧市街の外縁で降りて徒歩が必要になるケースが多い。バスは空港〜市内間を運行しているが、宿泊先の場所次第では乗り継ぎが必要。

バルセロナ・エル・プラット国際空港からサンティアゴ・デ・コンポステーラ空港まで(スペイン)

バルセロナからサンティアゴ・デ・コンポステーラに移動してみた

バルセロナ・エル・プラット国際空港(Aeroport Josep Tarradellas Barcelona-El Prat)は国内線・国際線が同一空港で、ターミナル1とターミナル2がある。国内線は主にターミナル2を使用するが、航空会社によって異なるため事前確認が必要。設計はリカルド・ボフィルが担当しており、100店舗以上の飲食店・ショップがある。ただし搭乗ゲートを通過してしまうと制限エリア内の店舗数は大幅に減るため、食事は搭乗前に済ませておく方がよい。

Vueling(ブエリング)はスペイン系のLCCで、インターナショナル・エアラインズ・グループ(IAG)傘下。スペイン国内線・欧州路線で高いシェアを持つ。預け荷物は別料金で、チェックイン時に追加購入すると搭乗当日購入より安い場合が多い。スペイン国内線は定時運航率が国際線に比べて高い傾向があるが、夏季のバルセロナは遅延が発生しやすい時期でもある。

まずは、バルセロナの滞在先からバルセロナ・エル・プラット国際空港へ移動

国内線は、国際線と同じバルセロナ・エル・プラット国際空港。

バルセロナ・エル・プラット国際空港(Aeroport Josep Tarradellas Barcelona-El Prat)

この空港は、スペインの有名な建築家リカルド・ボフィル(Ricardo Bofill Leví)がデザインを担当。ラゾーナ川崎プラザなども手掛けている人だ。

バルセロナ・エル・プラット国際空港 (Aeroport Josep Tarradellas Barcelona-El Prat)旧管制塔。現在は歴史的価値のあるランドマーク

旧管制塔。現在は歴史的価値のあるランドマークとして残っている。

バルセロナ・エル・プラット国際空港 (Aeroport Josep Tarradellas Barcelona-El Prat)
バルセロナ・エル・プラット国際空港 (Aeroport Josep Tarradellas Barcelona-El Prat)

100店舗以上の飲食店やショップがあり、雰囲気も開放的で明るい。暇を持て余すことは無いだろう。

本日のランチ

バルセロナ・エル・プラット国際空港 (Aeroport Josep Tarradellas Barcelona-El Prat)カフェ

空港内のカフェで、ピザとエスプレッソの昼食。

バルセロナ・エル・プラット国際空港 (Aeroport Josep Tarradellas Barcelona-El Prat) 搭乗

定刻通りの搭乗。

バルセロナ・エル・プラット国際空港 (Aeroport Josep Tarradellas Barcelona-El Prat)搭乗

スペイン国内線は久しぶり。ドキドキとワクワクが止まらない!

バルセロナ・エル・プラット国際空港 (Aeroport Josep Tarradellas Barcelona-El Prat)からサンティアゴ・デ・コンポステーラ空港まで

地中海の陽光溢れる東の海辺から、大西洋の荒波が打ち寄せる西の果てまで。上空から眺めるスペインは、まさに壮大なパノラマ。

バルセロナ・エル・プラット国際空港 (Aeroport Josep Tarradellas Barcelona-El Prat)からサンティアゴ・デ・コンポステーラ空港まで

緑豊かな山々と複雑な地形の日本の上空の景色と違い、スペインは茶色や黄土色の乾燥した大地。これもまた、飛行機での旅の醍醐味と言える。

バルセロナ・エル・プラット国際空港 (Aeroport Josep Tarradellas Barcelona-El Prat)からサンティアゴ・デ・コンポステーラ空港まで

サンティアゴ・デ・コンポステーラ行きの国内線は飛行時間が短く、離陸後すぐに降下準備に入る。上空からはスペインの地形の変化が確認できる区間があり、内陸部の乾燥した茶色い大地からガリシア特有の緑の山地へ切り替わる。サンティアゴ空港はガリシアの丘陵地帯に位置しており、周囲に林がある。

サンティアゴ・デ・コンポステーラ空港

到着後、ゲートラウンジの店舗数と制限エリア外の店舗数の落差が大きかった

まるで森の中にあるようなサンティアゴ・デ・コンポステーラ空港に到着!…と思いきや、調べた所

“サンティアゴ・デ・コンポステーラ空港は、森の中に位置するというよりは、ガリシア地方の比較的開けた場所にあります。空港周辺は、一部森林に囲まれているものの、全体としては平坦な地形に位置しています。”

だそう。

サンティアゴ・デ・コンポステーラ空港

ゲートラウンジにはいくつもお店が立ち並んでいる。

サンティアゴ・デ・コンポステーラ空港

しかし出てしまうと、レストランは1~2店のみ。

サンティアゴ・デ・コンポステーラ空港のカフェ

到着したのが18時で、宿に着いてから食事ができるのか分からないのでボカティージョ(生ハムサンド)とエスプレッソを空港内で頂くことに。

サンティアゴ・デ・コンポステーラ

天気は悪いが涼しく過ごしやすい日が続きそう。

サンティアゴ・デ・コンポステーラ(Santiago de Compostela)空港

タクシー乗り場は空港出口すぐ外にある。10組程度の待機者がいる場合、20分程度の待機は珍しくない。料金は空港〜市内中心部で約25〜30ユーロが目安。旧市街を目的地にする場合、車両進入制限区域の外縁で降りることになるため、荷物の量と滞在先の場所を考慮して乗車前に運転手に確認すると余計なトラブルが減る。バスはBus Empresas Castroバスが空港〜市内間を運行しており、料金はタクシーより安いが本数が少ない。

並んでいる人は10組程度しか並んでいなかったが、なかなかタクシーが来ない。結局20分ほど待つことに。

サンティアゴ・デ・コンポステーラ空港から旧市街へタクシー

タクシーで中心地・旧市街の宿へ。もう夜の7時で小雨も降ってきた。薄暗い森の中を抜けていくような感覚。

タクシーは旧市街には入れないので、5分程度歩いた宿へ。

今夜だけのホテル1泊45ユーロ、旧市街の中心部でAirbnbが翌日からしか使えなかった

今夜の宿はBooking.comで当日予約した旧市街中心のレトロなホテルで、1泊45ユーロ。翌日からのAirbnbとの日程の端数を埋めるための1泊で、部屋の設備よりも立地を優先した選択。旧市街の石造建築を改装したホテルは内部の構造が独特で、窓から見える景色は観光写真で見るものと同じ景色が実際に広がっている。翌朝にAirbnbへの移動が控えているため、荷物はほぼ開かずに就寝した。

サンティアゴ・デ・コンポステーラ(Santiago de Compostela)旧市街

希望していたAirbnbに明日からしか泊まれないので、今日は1泊だけBooking.comで予約した、旧市街の中心にあるレトロな宿に宿泊。1泊45ユーロと、かなり安い。

サンティアゴ・デ・コンポステーラ(Santiago de Compostela)旧市街
サンティアゴ・デ・コンポステーラ(Santiago de Compostela)旧市街

窓から見える景色が素晴らしい。感動した。

サンティアゴ・デ・コンポステーラ(Santiago de Compostela)旧市街

宿泊場所に着いて早速散策に出かけた。雨がこんなにも似合う通りは、他にはないだろう。

空港でボカディージョを食べていたが足りなかったので、エンパナーダをテイクアウト

サンティアゴ・デ・コンポステーラ(Santiago de Compostela)旧市街

エンパナーダ(empanada)はガリシア地方の定番食で、小麦粉生地にツナ・タコ・肉・野菜などを包んで焼いたもの。サンティアゴの旧市街には複数のエンパナーダ専門店があり、ショーウィンドウで大判のホール型が並んでいるのをスライスで購入する形式が一般的。価格は1切れ2〜4ユーロ程度。冷めても食べられるのでテイクアウト・翌朝の朝食にも使える。カルツォーネとよく比較されるが、生地の厚みと密度が異なり、ガリシア産のものは生地がよりしっかりしている。

まとめ

サンティアゴ・デ・コンポステーラは初日の印象として「雨・石畳・旧市街の狭い路地」が強く残る。到着が夕方〜夜になる場合、旧市街の店舗は閉まり始めるため夕食の選択肢が限られる。エンパナーダの専門店は比較的遅い時間まで営業しているため、到着初日の食事として活用しやすい。翌日からのAirbnbへの移動は荷物が多い場合に旧市街の坂と石畳が問題になるため、移動手段と荷物量の事前確認を推奨する(2日目の記事参照)。

■サンティアゴ・デ・コンポステーラ -Santiago de Compostela-一覧

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