バルセロナから南へ約100キロ、地中海に面したタラゴナという街は古代ローマ時代にはタラコと呼ばれ、イベリア半島における最重要拠点の一つとして栄えた場所。現在のタラゴナが興味深いのは、2000年以上前の遺跡が単なる観光資源として隔離されているのではなく、人々の生活圏の中に完全に溶け込んでいる点にある。
バルセロナ発タラゴナへの最適ルートと移動のコツ
バルセロナ中心部から向かう場合は、サンツ駅(Estació de Sants)からレンフェ(Renfe)の中距離列車(RegionalやMedia Distancia)を利用するルートが一般的。所要時間は約1時間で、タラゴナ市街地にある駅へ直接到着するため、徒歩での観光にも適している。
高速列車のAVEやAvantでキャンプ・デ・タラゴナ駅(Camp de Tarragona)へ移動する手段もあるが、この駅は市街地から遠く離れているため、到着後にバスやタクシーへの乗り換えが必要となる。
バルセロナ・サンツ駅を利用する前に知っておきたいポイント
バルセロナ・サンツ駅は、カタルーニャ州最大規模の鉄道ターミナルとして機能している。市内交通だけでなく、スペイン各地やフランス方面を結ぶ長距離路線の起点として利用される場面が多い。高速鉄道AVEの主要停車駅の1つでもあり、観光客とビジネス利用者が常に行き交う場所として知られている。
現在の駅舎は1970年代に整備が進められたもので、それ以前は周辺に広がる工業地帯と簡素な駅施設が存在していた。バルセロナ万博やオリンピック開催を見据えた都市再編の流れの中で、交通拠点としての役割が強化された経緯がある。装飾性よりも機能性を重視した構造は、同時代のスペイン公共建築の特徴を反映している。
コンコース階は非常に充実しており、食事や買い物を十分に楽しむことができる。駅自体が巨大な商業施設のような役割を果たしており、旅行に必要なものから土産物まで幅広く揃っている。
サンツ駅は空港から市内へ入る導線や、地方都市へ移動する際の中継点として日常的に使われており、バルセロナの生活インフラを支える側面が強い。駅構内には商業施設や飲食店も集約され、長時間の乗り換えにも対応できる環境が整えられている。
バルセロナ・サンツ駅での券売機と窓口の使い分けは、主に「移動距離」と「相談の必要性」で判断するのがスムーズ。

彼らは主に駅の券売機周辺や改札口に配置されており、旅行者がスムーズに移動できるよう手助けをしている。具体的には、複雑な券売機の操作サポート、目的地までの行き方や乗り換え路線の案内、さらには近郊鉄道(Rodalies)の利用方法に関するアドバイスなどを行っている。
バルセロナ・サンツ駅のような大規模なターミナル駅では、観光客だけでなく地元の人も切符の購入に迷うことが多いため、彼らのような対面でのサポートスタッフが重宝されている。






タラゴナ駅から市場へ






セントラル・デ・タラゴナ市場(Mercat Central de Tarragona)
セントラル・デ・タラゴナ市場(タラゴナ中央市場/Mercat Central de Tarragona)は、タラゴナの市民の台所として親しまれている、歴史的かつ活気あふれるスポット。

外観は、当時のモダニズム建築特有のレンガ造りや装飾が施されている。2017年に大規模なリノベーションが完了し、歴史的なファサード(正面)を保ちつつ、内部は非常にモダンで清潔感のある空間に生まれ変わった。


市場の内部は、明るく開放的な雰囲気に包まれている。土砂降りのため、約40から70店舗ほどある飲食店が大混雑。






フォールム・コロニアル(Fòrum de la Colònia)
フォールム・コロニアル(Fòrum de la Colònia)は、古代ローマ時代の都市タラコ(現在のタラゴナ)における「地方広場(ローカル・フォルム)」の跡地。
当時の市民が日常的に集まり、宗教・政治・商業活動が行われていた中心的な場所だった。
街の発展に伴い破壊された箇所も多いが、基礎部分がこれほど広範囲に残っている例は、地中海沿岸の都市遺跡のなかでも当時の都市計画を知る上で貴重な存在となっている。





350万ユーロ(約6億5千万円)かけてどのように変貌するのか全く想像できない。
地中海を感じるウォーターフロント散歩スポット
Pasarel・la・del・Port(港の歩道橋)があるエリアは、一般的に「バリス・マリティムス(Barris Marítims)」、またはより具体的に「エル・セラルリョ(El Serrallo)」と「中心市街地」を繋ぐウォーターフロントエリアとして知られてる。




スペインの伝統的な陶器を扱う雑貨店













