ヒホン(スペイン)人気観光スポット16

スペイン北部、カンタブリア海に面した美しい港町ヒホン。活気あふれるシマデビラ旧市街や、広大なサン・ロレンソ海岸など、歴史と自然が融合した多様な魅力を持つ。潮風を感じながら散策し、伝統的なバルで地元の美食に舌鼓を打つ。市民の日常に溶け込んだ、ヒホンならではの雰囲気を味わう旅へと誘う。

ヒホンの歴史と文化を肌で感じられる、散策に最適な場所

シマデビラ地区(Barrio de Cimadevilla)

ヒホンの旧市街であり、街の最も古い地区である。かつて漁師たちが暮らしていたこのエリアは、石畳の狭い道、カラフルな建物、小さな広場が迷路のように入り組んでいる。現在は、伝統的なバルやレストラン、手工芸品店が軒を連ね、活気に満ちている。丘の上に位置するため、港やサン・ロレンソ海岸を一望できる眺めの良さも魅力だ。ヒホンの歴史と文化を肌で感じられる、散策に最適な場所である。

ヒホン Gijon シマデビラ地区(Barrio de Cimadevilla)

市民の憩いの場で、観光客にとっても外せないスポット

サン・ロレンソ海岸(Playa de San Lorenzo)

ヒホンを代表する、三日月形に湾曲した美しい海岸である。全長1.5キロメートルに及ぶ広大な砂浜は、夏には多くの海水浴客で賑わい、冬でも散歩やジョギングを楽しむ人々で溢れている。海岸沿いには「パセオ・デル・ムーロ」と呼ばれる遊歩道が整備されており、ヒホンの象徴的な光景となっている。街の中心部からアクセスしやすく、市民の憩いの場であると同時に、観光客にとっても外せないスポットだ。

ヒホン Gijon サン・ロレンソ海岸(Playa de San Lorenzo)

ヒホン市街を一望できる小高い丘

サンタ・カタリーナの丘(Cerro de Santa Catalina)

シマデビラ地区の先端にある、ヒホン市街を一望できる小高い丘である。かつては防衛拠点だったこの場所は、現在は公園として整備されている。丘の頂上には、ヒホン出身の彫刻家エドゥアルド・チリーダによる巨大なモニュメント「地の賛歌(Elogio del Horizonte)」が設置されており、街のシンボルとなっている。風光明媚な景色を眺めながら、ゆっくりと散策するのに最適な場所だ。

ヒホン Gijon サンタ・カタリーナの丘(Cerro de Santa Catalina)

スペインでも有数の水族館

ヒホン水族館(Acuario de Gijón)

ヒホン湾に面した場所に位置する、スペインでも有数の水族館である。4000匹以上の生物が飼育されており、特にイベリア半島沿岸の海洋生物に焦点を当てた展示が充実している。サメやエイが泳ぐ巨大な水槽は迫力満点だ。また、カメ、カワウソ、ペンギンなどの展示もあり、子供から大人まで楽しめる。海の生態系を学びながら、海の生き物たちと触れ合える場所である。

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広大な敷地を誇る植物園

アトランティコ植物園(Jardín Botánico Atlántico)

ヒホン市内から少し離れた場所にある、広大な敷地を誇る植物園である。ヨーロッパ大西洋岸の植物に特化しており、約2,000種もの植物が系統的に展示されている。園内は、「カンタブリア地方の庭」「ヒマワリの庭」など、いくつかのエリアに分かれている。四季折々の花や植物が楽しめ、自然の中でリラックスできる場所だ。アストゥリアス地方の植物相を学ぶのにも適している。

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マヨール広場に面して建つ、壮麗なバロック様式の宮殿

リビジャヒヘド宮殿(Palacio de Revillagigedo)

マヨール広場に面して建つ、壮麗なバロック様式の宮殿である。18世紀に建設されたこの建物は、ヒホンの貴族リビジャヒヘド侯爵の居館だった。現在は、国際的な美術展示会や文化イベントが開催される「レバレヒド・コンデ・デ・レバレヒド文化センター」として利用されている。建物自体の美しさもさることながら、文化施設として街の中心的な役割を担っている。

かつて闘牛場があった場所

マヨール広場(Plaza Mayor)

広場の周囲には、ヒホン市庁舎をはじめとする歴史的な建物が立ち並んでいる。広場にはベンチが置かれ、市民や観光客の憩いの場となっている。特に週末には、市場やイベントが開催され、多くの人で賑わう。ヒホン市民の日常を感じるのに最適な場所だ。

鉄道ファンにとってはたまらない場所

アストゥリアス鉄道博物館(Museo del Ferrocarril de Asturias)

ヒホン市街の西、旧ヒホン=ホベジャノス駅を利用した鉄道博物館である。アストゥリアス地方の鉄道の歴史と技術を伝える様々な蒸気機関車やディーゼル機関車が展示されている。特に、鉱山鉄道の車両は必見だ。館内では、鉄道模型や歴史的な写真も展示されており、鉄道ファンにとってはたまらない場所だ。

ヒホン Gijon アストゥリアス鉄道博物館(Museo del Ferrocarril de Asturias)

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アストゥリアス地方の民族文化をテーマにした博物館

アストゥリアス民族博物館(Muséu del Pueblu d’Asturies)

ヒホン市街の南、イサベル・ラ・カトリカ公園の隣にある、アストゥリアス地方の民族文化をテーマにした博物館である。広大な敷地には、伝統的な農家や穀物倉庫、工房などが復元されている。アストゥリアスの人々の暮らしや文化、伝統を学ぶことができる。特に、伝統的なバグパイプ「ガヒータ」の展示は興味深い。

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ヒホン郊外にある、スペイン最大級の近代建築

ラ・ボラル文化都市(Laboral Ciudad de la Cultura)

ヒホン郊外にある、スペイン最大級の近代建築である。フランコ政権時代に、労働者向けの教育施設として建てられた。現在は、劇場、図書館、美術館、大学などが集まる文化複合施設として利用されている。特に、高さ130メートルを超える塔からの眺めは圧巻である。その巨大なスケールとユニークな建築様式は、見る者を圧倒する。

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ヒホン Gijon ラ・ボラル文化都市(Laboral Ciudad de la Cultura)

ヒホン市街の中心部にある、広大で美しい公園

イサベル・ラ・カトリカ公園(Parque de Isabel la Católica)

公園内には、池や噴水、色とりどりの花壇があり、アヒルやクジャクなどの鳥類が自由に歩き回っている。市民の散歩コースやジョギングコースとして親しまれている。ピクニックや読書など、ゆっくりと時間を過ごすのに最適な場所だ。

古代ローマ時代の浴場跡を利用した博物館

ヒホン考古学博物館(Museo Arqueológico de Gijón)

ヒホン市街のカンポ・バルデス広場に隣接する、古代ローマ時代の浴場跡を利用した博物館である。ヒホン近郊で発掘された、先史時代から中世にかけての貴重な遺物が展示されている。特に、ローマ時代のモザイク画や陶器は保存状態が良く、当時の人々の生活を物語っている。ヒホンの歴史に興味があるなら必見の場所だ。

海岸線と自然を同時に満喫できる、隠れた名所

ラ・プロビデンシア公園(Parque de la Providencia)

ヒホン市街の東側、断崖の上に位置する公園である。公園からは、ヒホン湾とカンタブリア海の壮大な景色を一望できる。広大な緑地には、散策路や休憩所が整備されており、ピクニックやバーベキューを楽しむ人々で賑わう。ヒホンの美しい海岸線と自然を同時に満喫できる、隠れた名所である。

シマデビラ地区の西側にある、モダンなマリーナ

ヒホン・マリーナ(Puerto Deportivo de Gijón)

多くのヨットやボートが停泊しており、美しい景色を作り出している。マリーナの周囲には、レストランやカフェ、バーが立ち並び、夜になると活気ある雰囲気に包まれる。港の景色を眺めながら、新鮮な魚介類や地元の料理を楽しむのに最適な場所だ。

サン・ロレンソ海岸の東端にある広大な緑地公園

エル・リンコニン公園(Parque de El Rinconín)

公園内には、広場や遊歩道、子供向けの遊具が整備されている。海に面した展望台からは、サン・ロレンソ海岸とヒホン市街の美しい景色を一望できる。特に、夕日の時間帯はロマンチックな雰囲気に包まれる。

壮麗なネオゴシック様式の宮殿

ソベリャノ宮殿(Palacio de los Sobrellano)

ヒホン市街から車で約20分のコミージャ(Comillas)にある、壮麗なネオゴシック様式の宮殿である。ヒホン出身の実業家ソベリャノ侯爵によって、19世紀末に建てられた。現在は博物館として一般公開されており、内部の豪華な装飾や家具を見学できる。ヒホンから少し足を延ばして訪れる価値のある場所だ。

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